連勝が止まった首位ユベントスに対して、2位ローマはアウェイでサッスオーロを下して4連勝。トッティを温存したローマは、好調デストロの4試合連続ゴールで先制する。その後、一度はサッスオーロに与えられたPKが取り消され、チッタ・デル・トリコロールは異様な雰囲気に。残留のためにも負けられないサッスオーロは後半に意地の攻めを見せるが、ロスタイムにバストスに決められ勝負あり。勝ち点3を加えたローマは、未消化になっていたミッドウィークのパルマ戦に勝利すれば首位と8ポイント差となる。
3月は4勝1敗と好調サンプドリアのホームに乗り込んだ4位フィオレンティーナは、スコアレスドローで足踏み。その間に差を詰めたかった5位インテルはリボルノ相手に勝ち切れなかった。長友がベンチスタートとなった一戦は、エルナネスとパラシオのゴールで幸先良くインテルが2点のリードを奪う。しかし後半、1点差に詰め寄られた後の85分にグアリンの信じられないミスから同点に追い付かれてしまう。DFへのバックパスがそのまま快速FWエメガラへの完璧なスルーパスとなり、失点。3試合ぶりの白星がフイになったマッツァーリ監督は頭を抱えるしかなかった。
6位パルマはラツィオとの撃ち合いに屈して敗北。一方、アタランタはアウェイでボローニャを撃破し、クラブ新記録となる6連勝達成。3月は全勝の快進撃で、順位も7位まで上げてきた。一方、4連敗中のエラス・ベローナはジェノア相手に連敗ストップに成功。トーニの2ゴールなど湿っていた攻撃陣が爆発し、悪い流れを断ち切った。
セードルフの解任が取り沙汰されたミランだが、前節フィオレンティーナ戦に続きキエーボ戦も快勝したことで、ひとまずは落ち着きを取り戻しそうだ。開始4分にラミのクロスからバロテッリが決めて先制すると、27分には本田の右サイドからのピンポイントクロスがゴール前のカカーに渡り2点目。その後、本田はバロテッリのパスからゴール前でフリーになる絶好機を得たもののシュートミスで初ゴールならず。しかし54分、カカーが左サイドから美しい右足キックでゴールを射抜き、決定的な3点目。2戦連続の完封勝ちと、ようやく波に乗ってきた。
ウディネーゼはディ・ナターレのゴールで1-0勝利。3戦連続無失点と守備が安定している。トリノはエル・カドゥリ、チェルチのゴールでカリアリに競り勝ち、残留安全圏の勝ち点40の大台に達した。
<第31節結果>
2014年3月29日(土)
ボローニャ 0-2 アタランタ
ミラン 3-0 キエーボ
3月30日(日)
サッスオーロ 0-2 ローマ
エラス・ベローナ 3-0 ジェノア
ラツィオ 3-2 パルマ
サンプドリア 0-0 フィオレンティーナ
トリノ 2-1 カリアリ
ナポリ 2-0 ユベントス
3月31日(月)
ウディネーゼ 1-0 カターニア
リボルノ 2-2 インテル
<過去のラウンドアップ>
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