3位ドルトムントは前節ブラウンシュバイク戦で復帰したCBフンメルスが、4日の練習試合で再び負傷。欠場の影響が懸念されたが、代役マヌエル・フリードリッヒがセットプレーからゴールを挙げるなど攻守に奮闘。さらにFWレバンドフスキとMFムヒタリャンが2ゴールずつを奪い、大量5得点でブレーメンを一蹴した。しかし試合後、MFロイスとシュベン・ベンダーが筋肉系のトラブルに見舞われたことが明らかに。全治まで前者は2週間、後者は1週間とともに軽傷ではあるものの、クロップ監督の苦悩は続く。
4位シャルケもまた、相次ぐケガ人に歯止めがかからない。好調ハノーファーとの一戦は39分、左サイドをえぐりペナルティエリア内へと侵入したコラシナツのクロスにファルファンが合わせて先制すると、その5分後に今度は右サイドを駆け上がった内田のマイナスの折り返しをマイヤーが押し込みリードを広げる。後半は押し込まれる時間帯もあったものの、得点を許さず試合を進めたシャルケ。ところが終了間際、ドリブルで持ち上がろうとした内田が右足を痛めてしまう。検査の結果、右太腿裏の肉離れで少なくとも3週間の離脱が見込まれており、同じルール地方のライバル同様、快勝に水を差されている。
5位ボルシアMG対2位レバークーゼンの上位対決はアウェイチームに軍配。62分、韓国代表MFソン・フンミンの強烈な右足ミドルが試合を決めた。再開後連敗スタートとつまずいた6位ボルフスブルクは、完勝で連勝発進したマインツの勢いを止めている。0-0で迎えた後半にPKで均衡を破ると、75分までにさらに2点を加え好調の相手を退けた。
下位に目を向けると、中断期間中の立て直しに失敗したチームがいよいよ深刻な状況に陥っている。その筆頭が、ヘルタ・ベルリン相手になす術なく敗れた17位ハンブルクだ。中断前からの連敗は6に伸び、特に再開後は3戦続けて0-3という惨状。これを受けクラブはファン・マルワイク監督の解任と、後任としてマガトの招へいを視野に入れているとの報道が出ている。アウグスブルクに1-4で敗れた14位シュツットガルトはこれで5連敗。しかもこの試合ではエースFWイビセビッチが一発レッドで退場となっており、次節以降にも影を落とす結果となってしまった。ブラウンシュバイクもフランクフルトに手も足も出ず、定位置となっている最下位脱出の目処すら立たない状態だ。
残る1カード、フライブルク対ホッフェンハイムは両者譲らず勝ち点1を分け合っている。
<第20節結果>
2014年2月7日(金)
ボルシアMG 0-1 レバークーゼン
2月8日(土)
フランクフルト3-0 ブラウンシュバイク
ブレーメン 1-5ドルトムント
ニュルンベルク 0-2 バイエルン
フライブルク 1-1 ホッフェンハイム
ボルフスブルク 3-0 マインツ
ハンブルク0-3 ヘルタ・ベルリン
2月9日(日)
シュツットガルト 1-4 アウグスブルク
シャルケ 2-0 ハノーファー
<過去のラウンドアップ>
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