11月16日、19日の親善試合に向けてスペイン代表に初招集され、デビューすると見られていたアトレティコ・マドリーのジエゴ・コスタが負傷により代表を辞退した。同選手は10日に行われたリーガ第13節ビジャレアル戦前に右足の内転筋を痛め、先発出場したものの終盤にピッチから退いていた。復帰時期は明らかにされていない。
今季ここまでのリーグ戦13試合で13ゴールと、好調Aマドリーをけん引しているジエゴ・コスタ。ブラジル出身で、今年3月にはセレソンとして親善試合2試合に出場したが、10月、ブラジルでなく2007年からプレーしているスペインの代表になることを決めたと表明していた。
試合中に相手選手とトラブルになることが多いそのキャラクターにより、一部からはスペイン代表にふさわしくないという声もあったが、デル・ボスケ監督は「ジエゴは新たな選択肢をもたらしてくれる」として今回のメンバーリストに加えていた。初招集を受けて『マルカ』紙が行ったアンケート「どのFWが先発すべきか?」では、ネグレド(34.9%/マンチェスターC)、ビージャ(11.3%/Aマドリー)を抑えて53.8%と、過半数以上のファンの支持を集めている。
スペイン代表デビューの機会を逃したことで、次のチャンスは早くても来年3月のイタリアとの親善試合になる模様。赤道ギニア、南アフリカと対戦する今回の遠征には、ジエゴ・コスタの代わりにユベントスのジョレンテが追加招集されている。