ドルトムントのドイツ代表MFマルコ・ロイスが、交通違反で総額54万ユーロ(約7890万円)もの罰金を言い渡されていたことが発覚した。ドイツ『ビルト』紙が伝えている。
今年3月18日に、アストンマーチンを運転するロイスを引き留めた警官が免許証を確認しようとしたが携行していなかった。さらに後日になって、そもそも無免許であることが発覚した。
遡ること2011年9月から少なくとも5度のスピード違反を犯していたロイスは、違反のたびに罰金の支払いに応じていたものの、彼が免許証を持っていないことには誰も気が付かなかったという。
ドルトムント地裁の検事バーバラ・フォーゲルザンクによると、今回は全部で6つの違反に対して54万ユーロという額が科されることになったとのこと。これほどの高額となった理由は、罰金額が違反者の収入額に基づいて算出されるためで、ロイスの収入は1カ月18万ユーロ(約2600万円)と見積もられたという。今回の額は、ドイツ史上トップクラスになるという。
『ビルト』によれば、ロイスは18歳の時に教習については受講済みだったが、試験を受けておらず免許証を持っていなかったのだという。自ら免許を取得せずに運転することを選んだようだで、「今になってみればなぜそうしたのかは自分でも理解できない」と話した。今後については「僕はこれで学んだし、2度とこんなことは起こさない」と誓っている。