24日に行われたアルゼンチンのスーペルファイナルでサンロレンソを0-1で下し、年間チャンピオンに輝いたリーベル・プレート。だが喜びもつかの間、現地時間27日になってラモン・ディアス監督が辞任することを公式ホームページで発表した。
現役時代はリーベルをはじめナポリやインテル、モナコなどでプレー。アルゼンチン代表として1982年スペインW杯に出場し、晩年には横浜マリノス(現横浜F・マリノス)でJリーグ初代得点王に輝いた。95年に現役を退き同年に古巣のリーベルで監督業をスタート。翌年にはコパ・リベルタドーレス制覇を飾った。その後は国内のみならずイングランドやメキシコのクラブで監督を歴任し、12年に再びリーベルの指揮官に復帰していた。
クラブの会長ロベルト・ドノフリオも「正直、予期していなかった」という今回の辞任劇。理由について、本人は発表の中で「目標を果たしたことによる達成感」と明かした。しかし、アルゼンチン『クラリン』紙は昨年12月に就任したドノフリオ会長との不和や、財政難により選手の流出が予想されることが原因ではないかと指摘している。
また同紙によれば後任には、元アルゼンチン代表MFで現役時代にリーベルで活躍したマルセロ・ガジャルドの名前が浮上しているという。現在はフリーのガジャルドは11年の現役引退直後にウルグアイのナシオナルの監督に就任し、チームを11-12シーズンのリーグ優勝へと導いている。