逆転優勝の望みを胸に、アンフィールドでニューカッスル戦に臨んだリバプール。しかし20分にオウンゴールで失点すると、前半の終盤にはエティハド・スタジアムから「マンチェスター・シティ先制」の報が届く。後半開始直後にライバルが2-0とリードを広げた中、ともにジェラードのFKから63分にアッガー、65分にスタリッジが得点して白星をたぐり寄せたが、24シーズンぶりの戴冠は叶わなかった。試合後のブレンダン・ロジャーズ監督は、「将来へ向けて大きな希望を手にした旅路だった」と今季を評価。そして「我われは常に攻撃的なチーム。それはCLにおいても変わらない」と来季に目を向けた。
その他、今季の最終節はほとんどが“消化試合”となった。その中で、EL出場権を確保すべくアストンビラ戦に挑んだトッテナムは、ホームで38分までに3ゴールを叩き込んで快勝。サウサンプトンと敵地で1-1と引き分けた7位マンチェスター・ユナイテッドを振り切っている。
奇跡的な大敗と大勝で順位が入れ替わる可能性があった3位チェルシーと4位アーセナルは、それぞれ前節で降格が決定したカーディフと得失点差により残留がほぼ不可能だったノリッジに勝利。来季のCL本戦ストレートインを決めた前者は1-0のビハインドをラスト20分間で覆し、2季連続4位の後者ではシーズン前半の好調を牽引したラムジーが53分にスーパーボレーを決めている。
以下、エバートンがハルを寄せ付けず躍進のシーズンを締めくくった他、今節も勝って2月以降を8勝4分3敗で駆け抜けたストークが9位でフィニッシュ。その敗者となったウェストブロミッチでは、1月に途中就任したスペイン人監督ペペ・メルの退任が発表されている。一方、2月から暫定指揮を執るギャリー・モンクの正監督就任(3年契約)が7日に決まったスワンジーは、サンダランドを退けて激動の今季を終えた。
<第38節結果>
2014年5月11日(日)
カーディフ 1-2 チェルシー
フルアム 2-2 クリスタルパレス
ハル 0-2 エバートン
リバプール 2-1 ニューカッスル
マンチェスターC 2-0 ウェストハム
ノリッジ 0-2 アーセナル
サウサンプトン 1-1 マンチェスターU
サンダランド 1-3 スワンジー
トッテナム 3-0 アストンビラ
ウェストブロミッチ 1-2 ストーク
<過去のラウンドアップ>
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