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ラングニックのように「伝説」を残し、ナーゲルスマンのように独自の用語を操る――注目の若手監督はドイツ2部にいる

2021.07.21

ここ数シーズン、優秀な監督の争奪戦がどんどん熾烈になってきている欧州サッカー界。新星の台頭が待ち望まれる中、来たる新シーズンの活躍次第で飛躍の可能性を秘める監督がドイツ2部にいる。若かりし日のラルフ・ラングニックを彷彿とさせるメディアでの「語録」の披露が話題を呼び、ユリアン・ナーゲルスマンの下でも学んだ36歳、ロベルト・クラウスの素性に迫る。

 ドイツサッカー界には「伝説の演説」と呼ばれる監督の会見や番組出演がいくつかある。

 例えば1998年12月、ラルフ・ラングニック国営放送『ZDF』への出演だ。「マンマーク」が全盛だった時代に、戦術ボードを使って「ゾーンプレッシング」を説明し、視聴者の度肝を抜いた。

写真は2004年、シャルケを率いていた当時のラングニック

 同年3月には、当時バイエルンを率いていたジョバンニ・トラパットーニが、3連敗後の会見で「選手たちは空のビンのようにダメだった」とぶちまけて大騒ぎになった。ドイツ語の文法が間違っていたことが逆に受け、のちに同じフレーズを使ってCMに起用されたほどだ。

 そして今年2月、新たな「伝説の会見」が誕生した。

「誰が理解できる?」会見が“炎上”

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ニュルンベルクユリアン・ナーゲルスマンラルフ・ラングニックロベルト・クラウス

Profile

木崎 伸也

1975年1月3日、東京都出身。 02年W杯後、オランダ・ドイツで活動し、日本人選手を中心に欧州サッカーを取材した。現在は帰国し、Numberのほか、雑誌・新聞等に数多く寄稿している。