SPECIAL

これまでとは真逆。ブンデスリーガで「監督メリーゴーラウンド」がシーズン終了後に起こった背景とは?

2022.08.06

※『フットボリスタ第91号』より掲載

 友人や同僚同士でブンデスリーガの賭けをする時、結果に加えていくつかの項目に賭けることがある。例えば、得点王は誰かや降格するのはどのチームかなど。その中でも特にトリッキーなのが、“今シーズン一番早く解任になるのはどの監督か”というものである。

 しかし2021-22は、10月にボルフスブルクのマルク・ファン・ボメルが解任されて以降、4月末にビーレフェルトのクラマーが解任となるまでの間に監督交代したのはわずか2クラブ。「監督地震」(『ビルト』紙)が起きたのは、驚くべきことに最終節が終わってからであった。……

残り:1,778文字/全文:2,048文字 この記事の続きは
footballista MEMBERSHIP
に会員登録すると
お読みいただけます

TAG

ブンデスリーガ

Profile

ダニエル テーベライト

1971年生まれ。大学でドイツ文学とスポーツ報道を学び、10年前からサッカージャーナリストに。『フランクフルター・ルントシャウ』、『ベルリナ・ツァイトゥンク』、『シュピーゲル』などで主に執筆。視点はピッチ内に限らず、サッカーの文化的・社会的・経済的な背景にも及ぶ。サッカー界の影を見ながらも、このスポーツへの情熱は変わらない。

RANKING