#043 special

2017.03.10 20:00

FEATURE

「ポジション」多様化時代へようこそ

月刊フットボリスタ第43号特集

「マンジュキッチのサイドMF起用」
「酒井高徳のボランチ起用」
「長谷部誠のリベロ起用」
こうした、それぞれのポジションから連想されるタイプとは異なる選手を
抜擢して起用するケースが増えている。
実例の多さを考えると、これは単なる「監督のひらめき」で
片づけられるものではない。
現代サッカーにおけるポジションというものに対する向き合い方が
根本的に変化しているのかもしれない。
同時多発的に起こっているこの現象の背景には何があるのかを明らかにするとともに、
注目クラブのコンバート起用のケーススタディを分析することで
「ポジション」多様化時代へとご招待しよう。


【対談】
レナート・バルディ×片野道郎
なぜ、「本来のポジション」以外での選手起用が増えているのか?

まずはこの疑問を解き明かさないことには始まらない。
トリノの戦術分析担当としてチームビルディングや対戦相手のスカウティングに
携わるレナート・バルディに、現場レベルでの解釈を教えてもらおう。


FW クラシカルな長身CFと突破型ウイングは絶滅?

[サイドを主戦場にするCF]
マンジュキッチ
(ユベントス)/ ケイン(トッテナム)
[インサイドMFのウイング起用]
マテュイディ
(パリSG)
[ウイングのCF起用]
メルテンス
(ナポリ)


MF 「5レーン理論」で変貌したインサイドMFの役割

[アタッカーのインサイドMF起用]
デ・ブルイネ
(マンチェスターC)
[ウイングのインサイドMF起用]
O.デンベレ
(ドルトムント)
[ストライカーのインサイドMF起用]
浅野拓磨
(シュツットガルト)
[インサイドMFのトップ下起用]
ナインゴラン
(ローマ)
[可能性が眠るウイングバック]
モーゼズ
(チェルシー)
[SBのボランチ起用]
酒井高徳
(ハンブルク)

L’Ultimo Uomo|ウルティモ・ウオモ分析
カンテは破壊者である


ポジションの垣根を越えるオールラウンダーたち

どのポジションで起用されても、ここが本職だと言わんばかりに水準以上のプレーで応えるポリバレントな男たち。試合中に布陣や戦術を変更することも珍しくない現代サッカーにおいて、その存在価値は高まっている。ここでは今季限りでの引退を表明したラームをはじめ、5人の万能選手にスポットを当てた。

ラームアラバブリントミルナーデ・マルコス


DF 高まり続ける「攻撃能力」需要を前線から供給

[ボランチのリベロ起用]
長谷部誠
(フランクフルト)
[ボランチのサイドCB起用]
C.サンチェス
(フィオレンティーナ)
[ボランチのリベロ起用]
フォクト
(ホッフェンハイム)
[アタッカー化するSB]
サラビア&ビトロ
(セビージャ)
[インサイドMFのSB起用]
セルジ・ロベルト
(バルセロナ)


GK パラダイムシフトは終わらない

L’Ultimo Uomo|ウルティモ・ウオモ分析
戦術用語辞典:スイーパー=キーパー

“未来のGKはフィールドプレーヤー化する”という予測は
半世紀以上前からされていたが、近年いよいよその傾向が色濃くなってきた。
そこでイタリアのWEBマガジン『ウルティモ・ウオモ』は、
もはや単なる「ゴールキーパー」ではなく
「スイーパー=キーパー」と再定義するべき、と提案している。


【まとめ】
繰り返された固定化と流動化
そして今、チーム戦術は「二極化」する


COLUMN
知っていると自慢できる!?ポジション名講座

ポジション多様化時代が到来するからこそ、ベースとなっている呼称を知っておくべきだろう。そもそも各国でポジションがどう表現され、またイメージが共有されているのかを紹介する。

イタリア編/スペイン編/ドイツ編

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