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火中の栗を拾いつつ、前を向くだけ

2013.02.08

マジョルカは2月4日、成績不振のためホアキン・カパロス監督の解任を発表した。シーズン開幕後は3勝2分けと好発進したが、その後は苦戦が続き勝ち点を6しか積み上げられず、降格圏に沈んでいた。かつて暗闇の中を歩んでいたマジョルカに光をもたらしながら、志半ばにして去るカパロスの情熱あふれる言葉に、今一度耳を傾けてみよう。(※インタビューは2012年10月30日に実施)

本誌281号掲載記事
特集「これって夢…じゃない幸せ。欧州で、国内で、シーズン序盤を満喫する人々」より

ここ1、2年のマジョルカは暗かった。10年5月に経営破たんから会社更生法を申請。7月、負債過多を理由にUEFAからEL締め出しを食らう。昨年9月には、再建を担ってきた監督ラウドルップが内紛を理由に突如、辞任。監督人事を不満として、12月には株主だったテニスプレーヤーのラファエル・ナダルもクラブを去った。そんな大揺れの最中にベンチに座ったのが、自身もスイスのザマックスと喧嘩別れしたばかりのカパロスだった。「天職」という監督の座に躊躇(ちゅうちょ)せず座った彼の1年目は、「団結」を合言葉に8位と残留目標を軽々クリア。今季は、クラブ史上最高ペースのスタートダッシュでリーガの序盤をかき回している。契約更新が決まった時には、スタジアム周辺で数百人がお祭り騒ぎをしたほどの人気者が、この地中海の島に自信を取り戻した。

アットホームなクラブ

「うれしかったよ。ちょっと照れくさかったけどね」

——第5節終了時点での勝ち点11はクーペル時代の97-98シーズン以来の好発進となりましたが、3勝2分の後に4連敗と急に調子が落ちました。ここまでの出来をどう評価しますか?

 「本当に良いスタートを切ることができたと思う。高いインテンシティに強い精神力がともなうプレーでね。だが、その後多くの選手に重大なケガが生じてしまった。5人(ヌネス、アントニオ・ロペス、ハビ・マルケス、ジョアン・ビクトル、アルバロ)もの選手を失ったので、再びチームを作り直さなければならなくなった。せっかくだから、できることならさらに強いチームを作りたいね」

——第一の目標は残留ですか?

 「今はまず、短期的な目標に集中する必要がある。現在の悪い流れを一刻も早く断ち切り、勝ち点を加えることだ。その上で新たにチームに加わった選手の適応を進め、ケガ人の回復を待ちながら、どこまで上を目指せるか検討していきたい」

——セビージャやラ・コルーニャ、ビルバオなどサッカーどころの雰囲気をご存知ですが、マジョルカにはそこまでの熱気がありません。

 「ここのスタジアムは(陸上トラックがあるので)広い。それらのチームと比べ、観戦に来てくれるファンの数も少ない。だが、我われはその環境に適応し、毎週末より多くのファンが来てくれるよう盛り上げていかなければならない」

——でも、アットホームな雰囲気はあります。先日(10月15日)迎えた誕生日には、スタッフからお祝いのビデオが贈られたそうですね。

 「そうだね。ビデオはコーチングスタッフが作ってくれた。彼らはあらゆる状況に対応できる優秀なスタッフだ。チームとしての団結も強く、何年も一緒に働いているからお互いのことをよく知っている。それだけに驚かされたよ」

——どんな内容でした?

 「ドクターやフィジカルトレーナー、用具係やグラウンドキーパーまで、スタッフ全員からの『おめでとう』が詰まっていた。うれしかったよ。ちょっと照れくさかったけどね」

——こういう形のプレゼントは初めてでしたか?

 「スタッフからもらったのは初めてだな。プライベートでは家族からビデオメッセージをもらったことがあるが」

——これまで何度も苦しい状況にあるチームを立て直してきましたが、ファンの支持を得られたと感じる瞬間はどんな時ですか?

 「幸運にもファンの人々のサポートを受けてきたが、それは私だけじゃなく、スタッフ全員のおかげだ。人々は我われが意欲を持って、クラブのために力を注いでいるのを見て、共感してくれているのだろう」

レアル・マドリーに0-5の大恥

「我われは戦うとは何か、を理解していなかった」

——レアル・マドリー戦前には「勝ちに行く」と言っていましたが、結果は0-5。感想を聞かせてください。

 「最悪だ。あらゆるコンセプトにおいて非常に悪かった。我われは戦うとは何か、を理解していなかった。この教訓が今後に生きることを願っているし、生かさなければならない。この試合が我われの自尊心を刺激し、未来に繋がるものにしなければならない。悪い、本当に悪い試合をした。選手もコーチも、誰一人として満足していない」

——大敗した一番の理由は何だったのでしょう。試合後には「自分たちのアイデンティティを失ってしまった」と言っていましたが。

 「そう、我われはアイデンティティを失った。自分たちが持つ価値や能力をすべて失った。マドリーに勝つのはただでさえ難しい。しかも自分自身を見失い、チームがあるべき姿を失ってしまっては、あのような試合になるのも仕方ない。完全に悪い試合をしてしまった」

——マジョルカのアイデンティティとは? インテンシティ、ダイレクトプレー、闘争心などが浮かびますが。

 「その通り。何より高いインテンシティにより、スピーディーにプレーすることを心がけている。それが試合のリズムを決めるんだ。そしてチームスピリット。我われはチームとして強いメンタリティを持つことを強く意識している」

——それとは別に、理想的なプレースタイルというのはありますか?

 「いや、理想的なプレースタイルはチームにどのような選手がいるかによって決まる。今は誰もが、パスを繋ぐコンビネーションを重視したスタイルを好んでいるが、もしスピードに長けた選手が何人もいるのなら、カウンタースタイルでプレーすべきだろう。監督は選手に適応し、彼らの能力を最大限に引き出さなければならない」

——バルセロナのポゼッションスタイルよりRマドリーのスピーディーでダイレクトなスタイルの方が好みなわけではないのですか?

 「いや、私に好みはない。バルセロナもマドリーも、それぞれのスタイルに価値があることを証明している。ともにタイトルを獲得し、人々の心をつかんでいる。だからどちらにも同等の価値があると思っている」

——Rマドリー戦はスタジアムの雰囲気も寂しかった。ファンの数も少なかったですね。

 「それにはチケットの値段や試合時間(日曜夜21時30分キックオフ)の影響もあった。だが我われの取り組みにより、そして、もちろん結果を出していくことで、少しずつファンの心をつかんでいきたい」

——11日にはバルセロナ戦を迎えます。Rマドリー戦の大敗をどう生かすつもりですか?

 「いや、まだバルセロナ戦の前にはコパ・デルレイとリーガのデポルティーボ戦がある。マドリー戦の敗戦はこの2試合に生かさなければならない。バルセロナについてはその時が来れば考えるが、今我われにとって重要なのはその2試合だ」

強化の秘密は一体感

「私は彼らとともに戦っているんだ」

——選手のレベルにかかわらず、カパロスの率いるチームは機能する。なぜでしょう。

 「チームとして戦えるのが我われの強みであり、チームとして戦えば目標を達成でき、それが一番の道なんだ、と選手たちに信じさせる。チームで戦うメンタリティを植えつけることを常に心がけている」

——選手のパフォーマンスを最大限に引き出すための鍵は?

 「何より、やるべきことが何なのか、を選手たちに話して伝えることだ。持てる戦力で最高の結果を手にするためには、我われコーチ陣が取り組んでいる今の仕事が最善の方法なんだ、と納得させる。そして日々の練習に100%の力で取り組まなければならない、と伝える。そうでなければ、試合でも同じメンタリティで臨むことはできないんだ、とね」

——試合中、ベンチに座ることはまずありません。激しい身ぶり手ぶりで選手たちに何を伝えようとしているのでしょう?

 「それが監督を始めた時から変わらない、私のスタイルだよ。常に言っていることなんだが、選手もコーチもスタッフも、私のチームではみなが一つにならなければならない。だから、私は彼らとともに戦っているんだ。後はベンチに座っている者たちに対し、ピッチで起こるあらゆる出来事に目を配っているぞ、と伝えている面もある」

——選手たちに対し、常に「もっと戦え!」と要求し続けているように見えます。

 「試合でも練習でも、常に私が全力で戦うことを要求することは、みなよく知っている。選手たちも監督に要求されることを望んでいる。最終的に目標とする結果を手にするのが彼らの望みだからね。我われ監督はその目標を達成すべく、個人、チームともに成長していくための道を彼らに示してやらなければならない」

——対照的に、デル・ボスケのように大人しい監督もいます。

 「指導のスタイルは様々で、すべてに価値がある。我われの代表監督はそのことを証明しただろう? 理想の監督像は1つではない。それぞれのスタイルに価値があり、それは置かれた状況や指導する選手によって変わるものだ」

——グアルディオラは4年間で燃え尽きましたが、あなたはもっと長い間、休みなく指導を続けています。しかも、非常にアグレッシブなスタイルで。そのエネルギーはどこから湧いてくるのでしょう?

 「エネルギーか(笑)、これは天性のものだよ。確かにもう30年近くも指導し続けている。これだけ続けてこられたことをフットボールに感謝している。この職業が好きで、日々指導を楽しんでいる。だから、楽しめなくなる日が訪れるまで辞めることはないだろう」

——でも、疲れることはないのですか?

 「ない。監督をしていて疲れることはないよ。これは私の天職だから。生まれ変わってもこの天職は変わらないさ」

若手抜擢のエキスパート

「タレントを持った若者を使うのに、大きなリスクはない」

——ヘスス・ナバスやムニアインをデビューさせ、フェルナンド・ジョレンテをエースとして開花させました。あなたはいつも若い選手を積極的に起用します。背景にはクラブの経済的な事情もあるわけですが、あなたの場合は好んで若手に賭けているように見えます。

 「うん、確かに経済的な状況とは別に、私は下部組織を見て光るタレントを探すのが好きだ。そういった選手に自信を与え、トップチームでプレーできるよう育てるのがね」

——ゆえにあなたは「育成のエキスパート」と言われています。マジョルカでもトップチームとカンテラーノの合同練習は行っているのですか?

 「ああ、もう何度もやっているよ。才能を持った若者がいたらきちんと扱ってやらねばならない。ちゃんと成長していくようにね」

——技術の向上に特化した個別トレーニングも続けているようですね。

 「そうだ。若者たちが自信を持ってプレーできるよう努めている」

——若手の抜擢はリスクがあると思うのですが……。

 「いや、若手を使うことに大きなリスクはないよ。タレントを持った若者を使うのに、大きなリスクはない。失敗することもあるが、我われ指導者は彼らを信じてやらなければならない」

——どういった視点で、その若手が通用するかを見極めるのですか?

 「第一にカンテラの指導者から得る情報だ。それを受けてトップチームの練習に呼び、自分の目で検証する。才能の有無は見ればわかる。プロ選手の中でプレーさせれば選手のレベルは見て取れるんだ。あとは自分がその才能を引き出してやれるかどうか。その若者が自信を持ってプレーできるかどうかだ」

——自信、つまり才能や技術だけでなく、気持ちの強さも重要だと。

 「もちろん重要だ。テクニックの向上と並行して精神面も鍛えなければいけない。プロとして初めてプレーする時に急激に環境が変化しないよう、少しずつ、段階を踏んで上に上げていくことも大切だ」

——例えば今季獲得したアリスメンディは、あなたが率いたデポルティーボ時代に最も輝いた選手です。彼を再び輝かせることはできますか?

 「それはわからないが、彼はそう望んでいる。昨季はほとんどプレーしておらず、プレシーズンにはケガをする不運もあった。その後は早くチームの力になりたいと焦る姿も見られた。ケガに泣かされ続けているが、シーズンは長い。我われを助けてくれる存在になってくれることを期待しているよ」

——A.ロペスやJ.マルケス、ジェロメウなど、今季は即戦力となる選手を何人も獲得しました。それはあなたの希望によるものだったのでしょうか?

 「我われ監督は、常に強化部と最大限のコミュニケーションを保たなければならない。それが自分の希望を伝える唯一の方法だからね。今季の補強は両者の意思で行い、決断したものだ。強化部は私がどのポジションにどのようなタイプの選手を欲していたのか知っていたわけだからね」

タイトルに背を向けて

「セビージャでもアスレティックでも、自分の役割を堪能させてもらった」

——UEFAカップを連覇(05-06、06-07)したセビージャ、昨季ELとコパ・デルレイの決勝に進出したアスレティック・ビルバオを、その躍進する前シーズンまで率いていました。でも、タイトルは後任監督に持っていかれる。損な役割だとは思いませんか?

 「ノーノーノー。セビージャでもアスレティックでも、自分の役割を堪能させてもらった。どちらも熱狂的なファンとフットボール文化を持つビッグクラブだ。しかも、まったく異なる哲学を持つ2つのクラブに馴染むことで、監督として大いに成長することができた。私が去った後にクラブや選手たちが成功を手にし、さらなる成長を遂げてくれたことをうれしく思っているよ」

——アスレティックでは会長交代により続投が不可能となりましたが、セビージャでは慰留されたのにデポルティーボに行きました。どうしてですか?

 「セビージャとはその後も良い関係を保っている。でも今、私の頭にはマジョルカしか存在しない」

——セビージャを去る時に「サイクル」を口にしています。監督業にサイクルはあるのですか?

 「ノーノーノー。監督の任期は5年でも10年でも、6カ月でも2カ月でも終わるものだ。すべてはクラブや強化部、会長、監督、選手、ファンらの良い調和が保たれるかどうかによる。3カ月で良からぬ終わりを感じ、サイクルが途切れることもある。選手を入れ替えチームを刷新しながら、1つのクラブに4、5、6年と留まり、自身の意欲とチーム、クラブの成長を実感し続けることもある」

——セビージャではどんな時にサイクルの終わりを感じたのでしょう。

 「いやいや、サイクルの終わりを感じたわけではない。あの時は他のクラブで新たに指導する方が良いと判断し、デポルティーボへ行ったまでだ。監督として成長するためにね」

——セビージャでの欧州挑戦には惹かれなかったのでしょうか。

 「すでにセビージャではUEFAカップを経験していたし、あの時は別の道に進むのが良いと判断したまでだ」

——1つのクラブの“ファーガソン”になるか、多くのクラブで経験を積むか。選べるとすればどちらでしょうか?

 「期間は重要ではないんだ。重要なのはこの職業を楽しめるかどうかだ。どのクラブであれ、居心地が良く自分の仕事に集中でき、自分に信頼を置いてくれる環境であれば、喜びをもって働けると思うよ」

——欲しい選手を自由に獲得できる裕福なクラブで指導してみたい、とは思いませんか?

 「もちろんさ。だが欲しい選手を獲れれば良いわけではない。強化部と良い関係を築き、みなが同じ方向を向いて進んでいくことができるのが重要だからね」

——マジョルカ以外で率いてみたいと思うチームはありますか?

 「今はマジョルカのことしか頭にないよ」

——ミチェル監督の続投決定前、セビージャ復帰の噂がありました。

 「噂は噂でしかない」

——将来的に再びセビージャを指揮する可能性は?

 「フットボールの世界ではあらゆることが起こり得る。だが、今セビージャには別の監督がいる。私はマジョルカを気に入っており、目標を達成することに集中している」

——セビージャ、デポルティーボ、アスレティックら古巣の現状を見た印象は? 特にアスレティックは不調に苦しんでいますが。

 「どのチームも成長し続けている。アスレティックは結果が出ない悪い流れが続いているが、良い選手がそろっているし、素晴らしいファンもついている。必ず上位に上がってくるはずだ。セビージャも良いチームにまとまっている。欧州カップ戦の出場圏内には入ってくるだろう」

——ロンドン五輪のスペイン対日本はご覧になりましたか? 日本のプレーにはどのような印象を持たれましたか?

 「日本は成長しているよ。注目を集める選手も出てきた。指導者のレベルも上がってきており、それが各クラブ、とりわけ代表のレベルアップに繋がっている。興味深いチームだったね」

——気になる選手はいましたか?

 「うーん、今聞かれてもわからないな。顔も名前も覚えていないし」

——アキ(家長昭博)がマジョルカでプレーするには何が足りなかったのでしょう?

 「アキは選手として良い資質を持っていた。問題は言葉、コミュニケーションだ。この点が重要だったと思う。就任当初、我われは急いで結果を出さねばならなかった。もしプレシーズンから一緒に過ごしていればすべてが楽になっていただろう」

——運動量や守備意識の欠如を指摘するメディアもありましたが。

 「いや、それが理由ではない。我われはシーズン途中にマジョルカにやって来た。繰り返しになるが、もしプレシーズンから指導していたら、彼の立場も変わっていたはずだ」

<パコ・ヘメス プロフィール>
Joaquin Jesus CAPARROS Camino
ホアキン・ヘスス・カパロス・カミノ(マジョルカ監督=当時)
1955.10.15 (57歳) SPAIN

00-01シーズンのセビージャ時代から、リーガでは12季連続で途中解任なし。地方、大小関係なく、その間渡り歩いた4チームですべて結果を出している実力派で、スペインでは「カパロスのチームは機能する」の定評ができている。その反面、ビジャレアルでは7試合、ザマックスでは5試合でいずれもフロントと対立して退任と、曲がったものが嫌いで、その意志の強さも信頼の源となっている。性格は豪放磊落(ごうほうらいらく)。ブログは自ら更新し、試合前のロッカールームや練習場にカメラを入れた動画を公開。誰に頼まれたわけではないが、指導者を目指す者の育成にも力を入れている。

COACHING CAREER
1981-84 San Jose Obrero
1984-86 Campillo
1986-89 Motilla
1990-92 Gimnastico Alcazar
1992-93 Conquense
1994-95 Manzanares
1995-96 Moralo
1996-99 Recreativo
1999 Villarreal
2000-05 Sevilla
2005-07 Deportivo
2007-11 Athletic Bilbao
2011 Xamax (SUI)
2011-13 Mallorca

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インタビューホアキン・カパロスマジョルカリーガエスパニョーラ

Profile

工藤 拓

東京生まれの神奈川育ち。桐光学園高-早稲田大学文学部卒。幼稚園のクラブでボールを蹴りはじめ、大学時代よりフットボールライターを志す。06年よりバルセロナ在住。現在はサッカーを中心に欧州のスポーツ取材に奔走しつつ、執筆、翻訳活動を続けている。生涯現役を目標にプレーも継続。自身が立ち上げたバルセロナのフットサルチームで毎週リーグ戦を戦い、スペイン人たちと削り合っている。