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“神話”にすがる指揮官ダリッチ。クロアチア代表の結束力は復活するのか?

2021.06.04

【EURO2020カウントダウン企画】強豪国の戦力分析#2クロアチア代表

6月11日に開幕するEURO2020。そのカウントダウン企画として、各国に精通するジャーナリストが強豪国の戦力分析&最新情報をお届けする。第2回は、ロシアW杯準優勝のクロアチア代表。世代交代に失敗し結果が出ない「バトレニ」は、果たして復活するのか?

 5月31日、チェルシーの一員としてCLを制覇したマテオ・コバチッチがクロアチア代表に遅れて合流。チームマネージャーのイバ・オリバーリは彼の到着に合わせ、CLのロゴマーク「スターボール」が描かれたケーキを用意した。

 クロアチアは人口400万人あまりの小国にもかかわらず、9年連続でCL優勝者を輩出しており、代表チーム総出の祝福はもはや毎年の恒例行事だ。選手から母親のように慕われる豪腕マネージャーは、コバチッチの傍らに立つや叱咤激励のスピーチを始めた。

 「今年も私たちの中からCL優勝者が誕生したわ。ルカ(モドリッチ)とは優勝回数において4対4のデッドヒートね。マテオ、気を抜くんじゃないわよ。あちらは現役をなかなかやめてくれないからね。この先も集中しなさい。今季はリーグ制覇や欧州制覇した選手がこれだけいるのだから(※筆者注:26人中14人)、数週間後にはあなたたち全員がEUROのタイトルを獲得してくれることを私は望んでいるわ」

CL優勝を祝福されるコバチッチ。クロアチアサッカー協会の公式ツイッターより

「最も困難な時ほど真の姿になる」

……

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EURO2020クロアチア代表

Profile

長束 恭行

1973年生まれ。1997年、現地観戦したディナモ・ザグレブの試合に感銘を受けて銀行を退職。2001年からは10年間のザグレブ生活を通して旧ユーゴ諸国のサッカーを追った。2011年から4年間はリトアニアを拠点に東欧諸国を取材。取材レポートを一冊にまとめた『東欧サッカークロニクル』(カンゼン)では2018年度ミズノスポーツライター優秀賞を受賞した。