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ジュビロ磐田が追求する「選手の自由」の行く末を占う

2021.03.21

1年でのJ1昇格を目標に掲げた昨シーズンは6位に終わり、今シーズンこそJ1昇格を目指すジュビロ磐田。昨シーズン途中に就任した鈴木政一政権2年目となるチームの現状と、志向しているであろう「選手に自由裁量の余地を大きく与える
サッカー 」の「自由」について、五百蔵容さんが分析する。

 2013年に続き2019年に再度J2へ降格し、1年での昇格を逃したジュビロ磐田の2021シーズンは「昇格必達」のかけ声とともに、「妥協なき編成」(小野社長談)を敢行した上でスタートしました。

 開幕3試合の結果は1勝2敗(3月19日現在)。開幕3連敗という失態はどうにか避けられました。ですが、単純な計算ではありますが、傾向から考えると2つの昇格枠にストレートインするためには通年で勝ち点80以上が必要。獲得可能な勝ち点は42試合×3=126なので、3試合で2勝(勝ち点6)を挙げるペースでないと実現できない数字です。目安となる3試合でいきなり2敗し暗雲が垂れ込める格好ですが、シーズンは始まったばかり、これから。と構えたいところです。

 ただ、結果だけでなく内容面でも、「安定的な勝ち点3の獲得」が不安視される兆しが開幕3試合では見られました。今回は、その実際を検討しつつ、日本サッカーを検討し論じる上でしばしば話題になる「自由」について、少々違った角度から考えてみたいと思います。

名波監督時代と現政権に共通の傾向

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ジュビロ磐田戦術

Profile

五百蔵 容

株式会社「セガ」にてゲームプランナー、シナリオライター、ディレクターを経て独立。現在、企画・シナリオ会社(有)スタジオモナド代表取締役社長。ゲームシステム・ストーリーの構造分析の経験から様々な対象を考察、分析、WEB媒体を中心に寄稿している。『砕かれたハリルホジッチ・プラン 日本サッカーにビジョンはあるか?』を星海社新書より上梓。