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後方からのビルドアップの進化:GKを加えた後方からのビルドアップは単なる流行か?

2020.11.06

移り変わる戦術トレンド:後方からのビルドアップの進化

ポジショナルプレーの浸透に加えてゴールキックルールの改正も後押しし、後方からのビルドアップの進化が顕著になってきている。そんな中でイタリアのWEBマガジン『ウルティモ・ウオモ』は、GKを加えた計画的なビルドアップに着目したレポート(2020年1月23日)を発表した。ポゼッションチームからカウンターチームまでが取り組むこのトレンドは「もはや流行ではなく、スタンダード」と断言している。

 このところ、後方からのビルドアップ、とりわけGKを組み込んだそれの重要性についての議論が盛り上がっている。今シーズンからゴールキックのルールが、GKからエリア内にいる味方にボールを出せるように改正されたことは周知の通り。この改正によりハイプレスを受けても後方からのビルドアップがしやすくなったという事情もあって、取り組むチームが増えていることもその一因だ。

 だが最近の議論は、ピッチ上で起こった2つのケースがきっかけとなったものだ。1つはラツィオ対ナポリ(2020年1月11日)で、インモービレにボールを奪われてそのまま決勝ゴールを許したオスピナのミス、もう1つはローマ対ユベントス(同1月12日)で、ベレトゥがエリア内でボールを失って、PKに繋がるファウルを犯さざるを得なくなったそれだ。……

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ウルティモ・ウオモ戦術

Profile

ウルティモ ウオモ

ダニエレ・マヌシアとティモシー・スモールの2人が共同で創設したイタリア発のまったく新しいWEBマガジン。長文の分析・考察が中心で、テクニカルで専門的な世界と文学的にスポーツを語る世界を一つに統合することを目指す。従来のジャーナリズムにはなかった専門性の高い記事で新たなファン層を開拓し、イタリア国内で高い評価を得ている。媒体名のウルティモ・ウオモは「最後の1人=オフサイドラインの基準となるDF」を意味する。