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このままでは抜本的な改革が必要になる可能性も? ドイツ代表不調の要因を探る

2022.09.30

カタールW杯前最後の真剣勝負となった9月の代表シリーズで未勝利に終わったドイツ代表。今年に入ってからの7試合で2勝4分1敗と、煮え切らないゲームが続いている。その原因はどこにあるのか? ハンガリー戦を現地で取材した中野吉之伴さんがレポートする。

 W杯前最後の公式戦となる大事なハンガリー代表とイングランド代表との2連戦。スッキリ勝利して気持ち良くW杯を迎えたいところだったドイツ代表だが、どちらも不安定なパフォーマンスに終始しドイツメディアやファンはかなりの不安を抱えているのが現状だ。

「目を見開かされた」と指揮官は言うが…

 「これまでで最悪の45分間」

 監督のハンジ・フリックがそう厳しい顔で振り返ったのが、ハンガリーとの前半だった。試合前、3万9513人チケット完売となったライプツィヒ・セントラルスタジアムの雰囲気はかなり良かった。だが試合開始直後からハンガリーのパワープレーで自陣に押し込まれると、まったくリズムを作ることができない。

 試合後のミックスゾーンで要因を地元記者に問われたヨシュア・キミッヒは、しばらく考えてから次のように話していた。

 「負のスパイラルに巻き込まれたという側面はあったのかなと思う。試合への入りは良くなかった。ハンガリーボールでキックオフしてすぐにロングボールを蹴り込まれて、そのあと立て続けに向こうのスローインとCKが続いた。最初の5分、自陣ペナルティエリア付近でプレーせざるを得ない中で、ミスが続いて。落ち着きがないなか試合が進んで0-1。うまく流れを変えることができず、前半は自分たちでギアを入れ替えることができなかった」

敗れたハンガリー戦後、渋い表情を浮かべるキミッヒ

 そうかもしれないが、いくら立ち上がりから相手に押されたからといって、あそこまでミスが続くのは普通ではない。それぞれがバラバラにプレーしているようにしか思えないくらいに酷かった。パスの出し手と受け手の呼吸がずれまくるし、相手守備が網を張っているところに不用意な縦パスを送ってはボールロス ト……。……

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カタールW杯ドイツ代表

Profile

中野 吉之伴

1977年生まれ。滞独19年。09年7月にドイツサッカー連盟公認A級ライセンスを取得(UEFA-Aレベル)後、SCフライブルクU-15チームで研修を受ける。現在は元ブンデスリーガクラブのフライブルガーFCでU-13監督を務める。15年より帰国時に全国各地でサッカー講習会を開催し、グラスルーツに寄り添った活動を行っている。 17年10月よりWEBマガジン「中野吉之伴 子どもと育つ」(https://www.targma.jp/kichi-maga/)の配信をスタート。