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なぜそんなに若手の才能を伸ばすのがうまい? ドルトムント流“二毛作”と世話役アッド

2021.07.17

マンチェスター・ユナイテッド移籍が決定的なジェイドン・サンチョをはじめホーランドにレイナ、ベリンガム、ムココと、バイエルンに次ぐ立場にありながらここ最近もトップチームにおける若手の積極登用と戦力化、ビッグタレント化が目立つドルトムント。その流石の育成手法、そしてあまり語られていないキーパーソンの存在を紹介したい。

※『フットボリスタ第83号』より掲載。

 ドルトムントの育成はいわば“二毛作”だ。ジェイドン・サンチョやジョバンニ・レイナ、ユスファ・ムココら傑出した才能を持った若手は、なんの躊躇(ちゅうちょ)もなくトップチームで重用する。これは今に始まった話ではない。1990年代なら当時17歳のラース・リッケン、2000年代なら同16歳のヌリ・シャヒンをブンデスリーガでデビューさせている。2010年代初頭は熱血漢ユルゲン・クロップの下でマリオ・ゲッツェやマッツ・フンメルス、香川真司ら20代前半のタレントを中心としたスカッドでリーグ2連覇を成し遂げた。実績に乏しい若手に対するアレルギーはなく、年齢など「ただの数字」と言わんばかりだ。

 ここまでに触れた選手のように早熟の者もいれば、なかなか芽を出さない選手も当然いる。ドルトムントは後者も決して見捨てない。……

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Profile

遠藤 孝輔

1984年3月17日、東京都生まれ。2005年より海外サッカー専門誌の編集者を務め、14年ブラジルW杯後からフリーランスとして活動を開始。ドイツを中心に海外サッカー事情に明るく、『footballista』をはじめ『ブンデスリーガ公式サイト』『ワールドサッカーダイジェスト』など各種媒体に寄稿している。過去には『DAZN』や『ニコニコ生放送』のブンデスリーガ配信で解説者も務めた。