
FC東京で出場機会をつかみ、東京五輪を目指すU-24代表の候補メンバーにもなっている田川亨介。泥臭くゴールに迫るストライカーは、意外にも少年時代はテクニシャンの10番タイプだったという。今の彼のプレースタイルの原点にあるのは、サガン鳥栖のアカデミー時代に出会った恩師の指導があった。
決してエリート街道を歩んできたわけではない。泥臭く、愚直に、ただただ前だけを見据えてきたからこそ今の立場があることは、誰よりも自分が一番よくわかっている。
「やっぱり自分は“雑草魂”じゃないですか。たぶんミョンヒさんのところでやっていたから、そういう気持ち的なところが植えつけられているのかなと。“雑草魂”です」
虎視眈々と東京五輪のピッチを狙う、FC東京のストライカー。田川亨介に植えつけられている“雑草魂”のルーツを追った。
長崎生まれの10番タイプの少年、父の縁で鳥栖へ
……
残り:3,435文字/全文:3,814文字
この記事の続きはプレミア会員
のみお読みいただけます
プレミア会員3つの特典
-
会員限定のオリジナル
記事が読み放題! -
電子版バックナンバーが
読み放題! -
雑誌最新号を毎月
ご自宅にお届け

Profile
土屋 雅史
1979年8月18日生まれ。群馬県出身。群馬県立高崎高校3年時には全国総体でベスト8に入り、大会優秀選手に選出。2003年に株式会社ジェイ・スカイ・スポーツ(現ジェイ・スポーツ)へ入社。学生時代からヘビーな視聴者だった「Foot!」ではAD、ディレクター、プロデューサーとすべてを経験。2021年からフリーランスとして活動中。昔は現場、TV中継含めて年間1000試合ぐらい見ていたこともありました。サッカー大好き!
関連記事
RANKING
Information
フットボリスタ第98号
2023.08.09
蹴球ヒストリア 「サッカーに魅入られた同志たち」の幸せな来歴
2023.06.11
モダンサッカー3.0「ポジショナルプレー」から「ファンクショナルプレー」へ
2023.06.11
関連記事
2023.04.16
「2023ロアッソ熊本フェスティバル」開催に込められた理念と描く今後のビジョン
2022.11.17