SPECIAL

徳島vs群馬にみる「0-2を追いつけるのが良いチーム状態説」/井筒陸也

2020.11.11

2018シーズン、徳島ヴォルティスで不動のレギュラーとしてリーグ戦33試合に出場しながら、突如Jリーガーを引退した井筒陸也。現在は関東1部リーグのクリアソン新宿で選手としてプレーしながら、サッカーとビジネスを融合する新しい挑戦を続けている彼が、古巣の試合に対して興味深いツイートをしていた。その真意を明かしてもらおう。

 11月1日18時キックオフで行われた、徳島ヴォルティスvsザスパクサツ群馬。徳島は、37分のオウンゴール、続けざまの39分に大前元紀のゴールで0-2とされた。しかし後半の立ち上がり、49分、56分と得点し追いつく。

 新幹線に乗っていた僕は、徳島ヴォルティス公式の速報がタイムラインに流れてきたので、同点弾を知らせるポストを引用RTする形で「チーム状態が良いときあるある 0-2を2-2にできる」とつぶやいた。

 シーズンを通して、ほとんど試合を見られていないものの、割と普遍的な事実を述べたつもりである。後出しジャンケンだが、予想通り徳島は逆転し、3-2で勝利。チーム状態の良さを裏づけた。11月10日現在、10試合を残して、首位をキープしている。

徳島が大逆転劇を演じたJ2第30節、群馬戦のハイライト動画

 僕は「同じディビジョンであれば、サッカーの能力・戦術差は誤差、気合いが入っているチームが勝つ」という反サッカー主義なので、とにかくこういう事象を説明する時には、一般にサッカーと呼ばれる範囲の外に答えがあるという立場を取る。今回は「状態」という言葉を使ったが、サッカーは、上手下手で片付けられない、目に見えないところに面白さがある。……

残り:2,583文字/全文:3,357文字
この記事は会員のみお読みいただけます

会員登録はこちら

プレミア会員 3つの特典

雑誌最新号が届く

電子版雑誌が読み放題

会員限定記事が読める

「footballista」最新号

フットボリスタ 2022年9月号 Issue092

11、12月開催のW杯を控えた異例のシーズン。カタールをめぐる戦いの始まり【特集】ワールドカップイヤーの60人の要注意人物 【特集Ⅱ】ワールドカップから学ぶサッカーと社会

10日間無料キャンペーン実施中

TAG

徳島ヴォルティス

Profile

井筒 陸也

1994年2月10日生まれ。大阪府出身。関西学院大学で主将として2度の日本一を経験。卒業後は J2徳島ヴォルティスに加入。2018シーズンは選手会長を務め、キャリアハイのリーグ戦33試合に出場するが、25歳でJリーグを去る。現在は、新宿から世界一を目指すクリアソン新宿でプレーしつつ、同クラブのブランド戦略に携わる。現役Jリーガーが領域を越えるためのコミュニティ『ZISO』の発起人。