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感謝を込めて…シャルケが地元の医療関係者らをホームゲームに招待

2020.09.09

 9月13日に開催されるDFBポカール1回戦のシャルケ対シュバインフルトの一戦は、シャルケの地元ゲルゼンキルヒェンの人々にとって特別な試合になりそうだ。9月7日にドイツの通信社『DPA』が報じている。

医療福祉・介護の関係者を招待

 シャルケは、この試合およびブンデスリーガでホーム初戦となるブレーメン戦に、地元ゲルゼンキルヒェン市の医療福祉・介護関係者を招待すると明らかにした。すでに市の担当局と連絡を取り、フェルティンス・アレーナに300人の観客が入れるよう手配したという。

 新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大のなか、感染のリスクに晒されながら仕事を続ける人々に感謝の意志を示すことがこのプロジェクトの狙いだ。

 シャルケのマーケティング部門代表を務めるアレクサンダー・ヨープスト氏は「招待によって、ゲルゼンキルヒェンの団結を示し、今も難しい仕事に取り組み続けている人々にちょっとした感謝を伝えることは、クラブにとって非常に大事なことだった」と説明する。

無観客試合は赤字運営

 この計画が成立したのは、4部レギオナルリーガで戦うシュバインフルトがホーム開催権を放棄したことによる。

 本来ならば、DFBポカールでは下位リーグのチームがホーム開催権を持つ。だが、4部以下のセミプロチームにとって、無観客試合は赤字運営となるため、ドイツサッカー連盟、シャルケと協議した上で開催地の変更を求めていた。

 シャルケはコロナ禍による中断期間の間、経営難が顕在化していた。さらに追い打ちをかけるように、会長を努めていたクレメンス・テニースが自身の経営する精肉工場のスキャンダルで会長職を辞任するという苦しい状況に追い込まれていた。

 経営規模の縮小など暗い話題が多かったシャルケだが、新シーズンの開幕にあたって、久々に地元の人々に明るい話題を提供することができたようだ。


Photo: Getty Images

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Profile

鈴木 達朗

宮城県出身、2006年よりドイツ在住。2008年、ベルリンでドイツ文学修士過程中に当時プレーしていたクラブから頼まれてサッカーコーチに。卒業後は縁あってスポーツ取材、記事執筆の世界へ進出。運と周囲の人々のおかげで現在まで活動を続ける。ベルリンを拠点に、ピッチ内外の現場で活動する人間として先行事例になりそうな情報を共有することを心がけている。footballista読者の発想のヒントになれば幸いです。