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メディカル部門にも及んだシャビの“粛清”。新監督になるなら不可欠だった「最高の医師」

2022.05.07

テクニカルスタッフ。監督と信頼で繋がる、もう一つのチーム:バルセロナ

年々重要度が増しているテクニカルスタッフ。最先端のトレーニングを、選手たちに正しく実践させ、成長を促し、そして勝利に導く、監督を頂点とした“もう一つのチーム”を各クラブがどのように編成しているのか、その実態に迫る。

※『フットボリスタ第89号』より一部再編集し掲載

 シャビの到来(2021年11月)は、旧スタッフの大量解雇をもたらした。それが監督就任の条件だったのだ。前任者ロナルド・クーマンは第一アシスタントコーチとアシスタントコーチだけを連れて来て残りはクラブのスタッフでまかなっていたのだが、彼らのうちシャビが残したのはGKコーチだけ。3人のフィジカルコーチと2人のアナリストは自分のチームに組み込む手もあったはずだが、新監督は一掃を望んだ。

 この“粛清”はテクニカルスタッフの枠を超え、メディカル部門にも及んだ。トップチーム担当のメディカル部門のトップとその部下の2人の医師、さらに2人の理学療法士が解任された。そのトップは、2カ月前(2021年9月)アンス・ファティが長期のケガから復帰しゴールを決めた際に抱きついて感謝の意を表したことでニュースになっていた医師だった。……

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シャビ・エルナンデスバルセロナリカルド・プルナ

Profile

木村 浩嗣

編集者を経て94年にスペインへ。98年、99年と同国サッカー連盟の監督ライセンスを取得し少年チームを指導。06年の創刊時から務めた『footballista』編集長を15年7月に辞し、フリーに。17年にユース指導を休止する一方、映画関連の執筆に進出。グアルディオラ、イエロ、リージョ、パコ・へメス、ブトラゲーニョ、メンディリバル、セティエン、アベラルド、マルセリーノ、モンチ、エウセビオら一家言ある人へインタビュー経験多数。