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ナポリ撃破&首位浮上で残り10試合。ミランはどこを目指すのか?

2022.03.08

3月6日に行われたセリエA第28節のナポリ対ミラン。試合前の時点で2位と3位、スクデットをめぐる天王山を制したのは、オリビエ・ジルーによる49分のゴールを守り切ったアウェイチームだった。これで勝ち点を60(18勝6分4敗)に伸ばし、ナポリ(17勝6分5敗)と3ポイント差、1試合未消化のインテル(17勝7分3敗)と2ポイント差の暫定首位に立ったミランは、このまま頂点に向けて邁進するのか。今シーズンの最終目標として何を目指すのだろうか。長年ミランを追うnatoさんが展望する。

 ステファノ・ピオーリは試合前日会見や試合後会見で頑なに「目標はスクデット」といった言葉を使わない。あくまで目標はミランが昨シーズンのセリエAで残した勝ち点79(24勝7分7敗)を上回ることであり、チームの成長を優先としている。この勝ち点79を上回るというのは、すなわち80〜90ポイントを積み上げることなのでスクデットが見えてくる数字になるが、それでもピオーリはスクデットを目指すとは言わない。

 今シーズンのミランの目標は何なのか? 現実的な話をすると、もうかれこれ10シーズン近く成し遂げていない2シーズン連続のCL出場を達成すれば合格点があげられるだろう。

 昨シーズンは途中まで首位を快走しながら後半戦の失速により2位に終わったが、優勝を逃した失望感よりも8シーズンぶりのCL復帰を果たしたことで大きな満足感が漂っていた。

 ただ、今シーズンも本当にそれでいいのかという話には当然なる。実際に多くの選手たちが目標はスクデットということを語っており、今回のナポリ戦のような大一番後にはやはりその点に言及する者が多い。

 ミランはリーグ戦に加え、国内カップ戦であるコッパ・イタリアで準決勝に勝ち進んでおり、その対戦相手はライバルのインテルとなった。ホーム&アウェイで行われる準決勝の第1レグはすでに3月1日に消化され、スコアレスドローで終わっている。

 コッパ・イタリアでは欧州カップ戦で廃止されたアウェイゴールルールが今シーズンも適用されていて、ミランはホーム扱いだった第1レグを無失点で終えたことから、第2レグでゴールを決めれば大きく優勢になる立場だ。スクデットを目指すとは言わないピオーリだが、コッパ・イタリアに関しては決勝に勝ち進みたい、優勝したいといった発言をしており、このコンペティションがチームにとっていかに重要であるかがうかがえる。

ピオーリ監督、ナポリ戦で勝利を収めて

上位対決よりも、課題は格下相手の緩み

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nato

Twitterで主にミランの情報を発信(@nattou2017)。アカウントを通して6割以上のミランのニュース確認ができることを目標にしてます。