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曺貴裁監督と出会って突き付けられたこと。自己評価と周囲からの評価で揺れる19歳、川﨑颯太の本音

2021.07.13

川﨑颯太(京都サンガF.C.)インタビュー後編

曺貴裁監督を新指揮官に招聘し、J2リーグの前半戦を2位と昇格圏内で折り返した京都サンガF.C.。選手個々がのびのびと躍動しているチームの中で、プロ2年目の若武者が圧倒的な存在感を放っている。

川﨑颯太。19歳。小学生時代と中学生時代をヴァンフォーレ甲府のアカデミーで過ごしながら、高校進学と同時に単身で京都サンガF.C.U-18へ飛びこみ、トップチーム昇格を勝ち獲るなど、若くして独自のキャリアを歩んできている。今回はここまで辿ってきたキャリアや、今シーズンの活躍についてインタビュー。

後編では曺貴裁監督と出会い、様々な刺激を受けながら、主力として活躍している今シーズンの想いを中心にご紹介する。

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曺貴裁監督との出会い 

――ここからは今シーズンのことをお伺いします。あえてざっくりとした質問ですが、今シーズンのここまではいかがですか?

 「自分の中でも本当に一言では言い表せなくて。最初は曺さん(曺貴裁監督)に『オマエは勝負の責任を負う顔をしていない』と言われて、それからちょっと自分の中でも『変われたな』とは思っています。去年に比べたら負けた時は悔しいですし、自分の1つのプレーに凄く重みも感じますし、それこそ勝ったら去年より全然嬉しくて、『本当に充実していて、いいなあ』と感じていました。……

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京都サンガ川﨑颯太文化曺貴裁

Profile

土屋 雅史

1979年8月18日生まれ。群馬県出身。群馬県立高崎高校3年時には全国総体でベスト8に入り、大会優秀選手に選出。2003年に株式会社ジェイ・スカイ・スポーツ(現ジェイ・スポーツ)へ入社。学生時代からヘビーな視聴者だった「Foot!」ではAD、ディレクター、プロデューサーとすべてを経験。2021年からフリーランスとして活動中。昔は現場、TV中継含めて年間1000試合ぐらい見ていたこともありました。サッカー大好き!

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