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バルセロナが沈黙する中…ファティ、再度の手術で復帰が先延ばしへ

2021.05.06

バルセロナで主力として活躍し、スペイン代表デビューも飾りながら、試合中の相手との接触で左膝半月板を負傷したアンス・ファティ。手術後も回復具合は思わしくなく、再度の手術を決断したという。復帰は早くて来季初頭。あの輝きを取り戻すことはできるか。

 昨年11月に左膝半月板を損傷し手術したアンス・ファティの回復具合が思わしくない。『ムンド・デポルティーボ』紙によると、5月6日には再び手術室に向かうことになるという。回復の遅れが噂されていたが、この手術で完全にEURO2020も東京五輪も出場不可能、ということになる。

縫合法で手術をしたが…

 負傷の状況はこうだった。33分、ベティスのDFマンディが後ろからスライディングタックル。ファティは左足が引っ掛かって後ろに残り、膝を捻るようにして崩れ落ちた。ケガに直結するような暴力的なものではなく、マンディにはイエローカードが提示された。

 ファティはグラウンドでの治療後プレーを続けたが、ハーフタイムで交代した。プレーを続行できたこともあって重傷とは思われなかったが、翌日の検査で左膝の内側半月板に亀裂が見つかった。

 半月板というのは大腿骨と脛骨を繋ぐ軟骨で、これがクッションの役割を果たすことで靭帯や骨が守られている。一部損傷であれば、痛みを我慢すればプレーをすることができ、実際、騙し騙しプレーを続けてシーズン終了後に手術をする選手もいる。将来の大器ファティの場合、無理をさせることはまったくないので、負傷の翌々日となる11月19日、すぐに出術に踏み切った。……

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アンス・ファティバルセロナルイス・エンリケ

Profile

木村 浩嗣

編集者を経て94年にスペインへ。98年、99年と同国サッカー連盟の監督ライセンスを取得し少年チームを指導。06年の創刊時から務めた『footballista』編集長を15年7月に辞し、フリーに。17年にユース指導を休止する一方、映画関連の執筆に進出。グアルディオラ、イエロ、リージョ、パコ・へメス、ブトラゲーニョ、メンディリバル、セティエン、アベラルド、マルセリーノ、モンチ、エウセビオら一家言ある人へインタビュー経験多数。