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就任1周年で首位浮上!アーセナルに快勝!「ドクター・モウリーニョ」のトッテナム蘇生術

2020.12.08

11月下旬からのマンチェスター・シティ、チェルシー、そしてアーセナルとの強豪対決3連戦も2勝1分。第11節を終えたプレミアで首位(7勝3分1敗/23得点9失点)に立つのが、2019年11月20日の監督就任から1年、ジョゼ・モウリーニョの下で今、1961年以来のリーグ優勝を目指すトッテナムだ。

ドクター・フィールグッド?

 人呼んで、ドクター・ジョゼ・モウリーニョ。と言っても、トッテナムの監督に「ドクター」という言葉を使ったのは、マンチェスター・シティを率いるペップ・グアルディオラ約1名。去る11月21日の対戦に際し、自軍FWのラヒーム・スターリングが、ケガを理由に直前の代表戦を辞退していてもリーグ戦では使われるはずだとして、神経戦を仕掛けたモウリーニョに対する返答だった。

 しかしながら、昨年11月20日に就任したトッテナムで、モウリーニョが実際に振るった処方の腕前は「名医」ばりだ。1年前には前シーズンのCL決勝敗戦による傷心に加え、まさかの下位スタートとマウリシオ・ポチェッティーノ前監督解任で放心状態にあったチームは、自信とスピリットにあふれる集団として蘇っている。結果としてのリーグ順位も、監督交代当時の14位(19-20シーズン第12節終了時点)から1位へ。まだ前半戦ではあるが、モウリーニョのトッテナムは、1周年に当たる第9節シティ戦(2-0)で6年ぶりのプレミアリーグ首位に立つと、翌週のチェルシー戦(0-0)と、続く12月6日のアーセナル戦(2-0)でも結果を出してトップの座を維持してみせた。……

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ジョゼ・モウリーニョトッテナム

Profile

山中 忍

1966年生まれ。青山学院大学卒。在住も20年を超えた西ロンドンが第二の故郷。地元クラブのチェルシーをはじめ、イングランドのサッカー界を舞台に執筆・翻訳・通訳に勤しむ。著書に『勝ち続ける男 モウリーニョ』、訳書に『夢と失望のスリー・ライオンズ』『ペップ・シティ』など。英国「スポーツ記者協会」及び「フットボールライター協会」会員。