新型コロナウイルスの影響で、Jリーグと同様に試合開催の延期が続くJFL。日本中、ひいては世界中でサッカーが失われた今、新たな形でサポーターや地域に恩返しをすべく、奈良クラブが動き始めている。
全国各地と同様に、奈良県でも続いている経済的・精神的に不安な日々。地元と苦境を乗り越えるため、奈良クラブは普段からサポートを受けている企業や団体の魅力をステークホルダーに余すことなく伝え、体験してもらう「#ならじかんプロジェクト」をスタートさせた。
「みんなで少しでも前向きに時間を過ごしたい」
「苦しい経営状況にある企業やお店を少しでも支えたい」
「人と自由に会えないこんな時だからこそ、様々な企業や人同士の『繋がり』を感じていただくお手伝いができれば」
これらの願いから誕生した新プロジェクトでは、奈良クラブを支援している企業やサポートショップの協力の下、レストランの看板メニューを再現できるレシピを公開したり、ご当地素材を使った入浴剤や石鹸でコロナ疲れを癒すリフレッシュタイムを提案したりと、おうち時間を充実させる「#ならじかん」を紹介している。中には選手と一緒に体験できるものもあるようだ。
自由に選べる「#ならじかん」を楽しめたら、商品・チケットなどを購入することで、自宅から企業やお店に感謝の気持ちを伝えることができる。外出自粛期間を「おうちで耐え凌ぐ時間」ではなく、「おうちで新しい出会いをみつける機会」にしようとする新たな試みだ。
奈良クラブが構想する、今だからこそできる恩返し。あらゆる人や企業が手を取り合うことを目指す、この取り組みに参加したい方は、企画特設サイトをチェックしよう。
Image: ©2020 株式会社奈良クラブ
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