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インモービレ、ラツィオのセリエA通算得点クラブ新記録を樹立!

2022.03.19

 ラツィオのFWチーロ・インモービレが、3月14日のベネツィア戦のゴールによって同クラブでのセリエA通算得点を144ゴールとし、シルビオ・ピオラを抜いてクラブ歴代トップとなった。

ハイペースで得点を積み上げる

 第28節のカリアリ戦でラツィオ通算200試合出場を達成し、その試合でピオラと並ぶ143ゴールを記録。同一クラブにおいてこれだけのペースで得点を記録したのは過去を振り返ってもあまり例がなく、200試合出場時点でインモービレを上回る記録を挙げたのはミランのグンナー・ノルダール(166ゴール)とインテルのジュゼッペ・メアッツァ(同147)の2人のみ。そして201試合目となるベネツィア戦の58分にPKを確実に決め、227試合出場で143ゴールを決めたピオラの記録を上回った。

 得点ペースは5大リーグの中でも際立っている。ラツィオに加入した2016年以降に限定すれば、インモービレよりも多くゴールを稼いでいるのはロベルト・レバンドフスキ(185)とリオネル・メッシ(164)の2名のみとなった。

 今シーズンの得点ランキングでもドゥシャン ・ブラホビッチを抜いて1位に躍り出た。これで得点王を獲得すれば通算4回目となり、5回の得点王を獲得したノルダールに次いでセリエAでも歴代2位となる。

名実ともクラブの象徴に

 クラブ歴代トップの記録を樹立したインモービレには、クラブの象徴としての存在感も増し加わった。ベネツィア戦では、3月5日に死去した元キャプテンのジュゼッペ・ウィルソンへのオマージュとして、同選手のトレードマークとなっていた赤色のキャプテンマークをつけて出場。その試合でゴールを決めたことは、クラブを長年見守ってきた者を喜ばせた。

 ウィルソンの実子ジェームズ氏は3月16日、ローマの地元ラジオ局『ラディオセイ』の取材に対し「父の記念としてくれたベネツィア戦で、インモービレが自らゴールを決めてくれたことは運命のようにも感じる」と心境を述べ、「彼とシュテファン・ラドゥはこのクラブのスピリットを最も体現していると思う」と語った。

 この通算記録はこれから伸びていく可能性がある。昨年10月にはラツィオとの契約を2026年まで更新した。代理人を務めるアレッサンドロ・モッジ氏は地元のラジオ局に対し「彼はクラブと気持ちの上でも深く結び付いている。彼はキャリアの最後までラツィオへ残るだろう。クラブがチーロとの契約を2026年まで伸ばしたことは大きな意味がある」と述べている。

 3月20日にはローマダービーが行われる。ロドルフォ・ボルクが持つ7ゴールのクラブ歴代記録まであと1つと迫っている同一カードでのゴール記録(6)の更新にも期待がかかる。


Photo: Getty Images

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ジュゼッペ・メアッツァチーロ・インモービレラツィオ

Profile

神尾 光臣

1973年福岡県生まれ。2003年からイタリアはジェノバでカルチョの取材を始めたが、2011年、長友のインテル電撃移籍をきっかけに突如“上京”を決意。現在はミラノ近郊のサロンノに在住し、シチリアの海と太陽を時々懐かしみつつ、取材・執筆に勤しむ。