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戦術リストランテⅣ 欧州を進化させるペップ革命

2016.07.22

「フォーメーションは電話番号に過ぎない」
――ペップ・グアルディオラ

グアルディオラ体制のバイエルン末期、奇妙な現象が起こり始めた。同じ試合を見ているはずの一流ジャーナリストが、まったく別のフォーメーション表記をするようになったのだ。数字の並びで戦術メカニズムを表現するという従来の価値観が通用しない、新たなルールに基づくサッカーの正体とは?謎に包まれた“ペップ・コード”を解読し、1人の革命家を中心に進化を続ける欧州サッカーの最新戦術トレンドに迫る。

<目次>

はじめに ――扉は開かれた。イノベーターの時代へ

第1章 “ペップ・コード”を解読せよ
1.1 未知への挑戦を続けるペップ・バイエルン
1.2 行き着く先は『ゼロバック』。3年目の新機軸
1.3 現代サッカー最高峰、究極の戦術戦
コラム 「ペップ後の世界」――戦術的イノベーションは模倣され、やがて吸収される

第2章 同化していくバルサとレアル
2.1 南米3トップで、バルセロナはどう変わった?
2.2 究極のユニットMSN、最強ゆえの弱点
2.3 史上最高から一転…レアル・マドリーの狂った歯車
2.4 ジダン・マドリーのちょっと違うバランス感覚
コラム ロナウド、メッシが変えた常識。「40ゴールのFW」が別格でなくなる時代

第3章 欧州第二勢力のジレンマ
3.1 コンテからアレグリへ。ユベントスの変化
3.2 フランスの絶対王者、PSGの現在地
3.3 ドルトムント再生へ。トゥヘル改革の可能性
3.4 2強打倒へ。名将シメオネの知と勇
コラム 結果至上主義に堕ちないアトレティコ。2強が引き立てる「1-0サッカー」のロマン

第4章 なぜプレミア勢はCLで勝てないのか?
4.1 ユナイテッド、ファン・ハール改革の是非
4.2 シティの“クローズ”なパスサッカー
4.3 “正し過ぎる”という、ベンゲルのジレンマ
4.4 奇をてらわない王道。モウリーニョの功罪
コラム 戦術の鍵になるボランチの変遷。流行の反対をゆくモウリーニョ

第5章 独自の道をゆく異端者たち
5.1 バイエルンを苦しめたポルトの策略
5.2 「奇人」ビエルサと見た夢
5.3 技術、若さ、運動量。ボルシアMGの危うい魅力
5.4 “奇跡のチーム”レスター徹底解剖
コラム サッカーにはまだ夢がある。カボチャが馬車になったレスター

第6章 EURO2016で見えた戦術傾向

あとがき ――「自分たちのサッカー」の一歩先へ

<著者プロフィール>

西部謙司
Kenji NISHIBE

1962年9月27日、東京都生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、会社員を経て、学研『ストライカー』の編集部勤務。95~98年にフランスのパリに住み、欧州サッカーを取材。02年にフリーランスとなる。06年の『footballista』創刊時から「戦術リストランテ」を連載中で、同誌が主催する各種サッカーイベントにも多数出演している。趣味もサッカーで、東京都シニアリーグで現役続行中。主な著書に『サッカー戦術クロニクル』シリーズ、『サッカー右翼 サッカー左翼』(カンゼン)、『Jリーグの戦術はガラパゴスか最先端か』(東邦出版)、『スローフット』、『1974フットボールオデッセイ』(双葉社)、『戦術リストランテ』シリーズ(小社刊)など。

<書誌情報> 

定価:1650円(10%税込) 
発行:ソル・メディア 
発売日:2016年7月29日 
仕様:四六判/並製/320頁 
ISBN:978-4-905349-28-1 

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EURO2016UEFAチャンピオンズリーグ戦術リストランテⅣ書泉ブックタワー書籍化第四弾西部謙司連載

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