サッカー界でポジション別の性格診断があれば、一番の変わり者はストライカーだろう。彼らの中には風変わりな儀式や迷信に縛られている者もいる。
ギャリー・リネカー

日本でもプレー経験のある元イングランド代表FWは、「ゴールを無駄にしない」ために試合前のウォームアップでは決してシュートを放たなかったという。さらに、前半のうちに得点できなかったらハーフタイムにユニフォームを着替えたそうだ。その甲斐あってか、1986年W杯では6ゴールで得点王に輝いた。現在、司会者として活躍するリネカーは「練習試合では興奮しない」ため、チャリティマッチなどを含めて引退してからは一度も試合をしていない。かなりの変わり者だ。
フィリッポ・インザーギ

“オフサイドラインで生まれた”元イタリア代表ストライカーは、試合前に幼児用のクッキーを食べるのだが、「幸運をもたらす」ために2つだけ食べ残すようにしていたという。さらに、マンチェスター・ユナイテッドやチェルシーに誘われながら一度も国外でプレーしなかったことについては、「海外に行ったら母の料理が食べられない」と明かしたことがある。食にまつわる話が多いせいか、元同僚のアンドレア・ピルロに「ピッポは試合前に10分間で3、4回はトイレで大便をしていた」と暴露されたことも……。……
Profile
田島 大
埼玉県出身。学生時代を英国で過ごし、ロンドン大学(University College London)理学部を卒業。帰国後はスポーツとメディアの架け橋を担うフットメディア社で日頃から欧州サッカーを扱う仕事に従事し、イングランドに関する記事の翻訳・原稿執筆をしている。ちなみに遅咲きの愛犬家。
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