2018-19のUEFAチャンピオンズリーグ制覇に続き、2020年6月25日には30年ぶりの国内リーグ戴冠を遂げたリバプール。彼らの強さの理由に迫る『“総力戦”時代の覇者 リバプールのすべて』が7月29日に発売となることを記念して、著者・結城康平氏がリバプールのコンディショニングのキーマンについて解説した『フットボリスタ』掲載コラムを特別公開する。
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主力を入れ替えずに、極力ベストメンバーをピッチにそろえる――クロップのアプローチはプレミアリーグの過密日程に適合しないのではないか? という懸念を吹き飛ばすように、リバプールの快進撃が止まらない。プレッシングを主軸にする戦術は選手への負荷が大きいが、彼らのコンディションを緻密にマネージメントしているのがリバプールの強みだ。ボールを能動的に動かす時間を増加させた点では「クロップの右腕」ラインダースの貢献も大きいが、常にベストな状態で選手をピッチに送り出す「世界屈指のコンディショニング」が彼らを支えている。
ドイツ流の「負荷の管理」と「栄養学」
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Profile
結城 康平
1990年生まれ、宮崎県出身。ライターとして複数の媒体に記事を寄稿しつつ、サッカー観戦を面白くするためのアイディアを練りながら日々を過ごしている。好きなバンドは、エジンバラ出身のBlue Rose Code。
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