マルセロ・ビエルサの新しい冒険 “エル・ロコ”は変わらない

La nuova avventura di Bielsa
あの幾何学的かつ縦志向の強い特異なサッカーを、イングランドの地で、しかも2部リーグで目撃することになるとは――。
今季からリーズを舞台に新たな冒険をスタートさせた“エル・ロコ”マルセロ・ビエルサ。その挑戦の序章をレポートしたイタリアのWEBマガジン『ウルティモ・ウオモ』のレポート(2018年9月11日公開)を特別公開。
1992年2月20日、フットボールリーグの1部に属していた20クラブが同リーグから離脱した。フットボールリーグは1888年からその時まで、イングランド国内の全ディビジョンを組織していたリーグである。20クラブは世紀のビジネスの臭いを嗅ぎつけていた。彼らが分離と同時に設立したプレミアリーグは、16-17シーズンに56億ユーロ(約7280億円)の売上高を記録するほどのエリートリーグになった。この大部分は放映権料によるものだが、それは世界中に47億人と見積もられている視聴者がいるからだ。
プレミアの火力に圧倒されているものの、フットボールリーグ(2~4部リーグ)は近年、その重要性を高めるための支えを見出すことができた。イタリアではセリエBに「イタリア人のリーグ」という宣伝文句があるように、フットボールリーグの下に組織されたリーグ戦は英国サッカーの最も純粋なエッセンスを集めたものになっている。
チャンピオンシップはその最高位に位置する。イングランドの伝統的な歴史あるクラブの多くに出くわすには、順位表を一目見れば十分だ。アストンビラ、ブラックバーン・ローバーズ、ダービー・カウンティ、イプスウィッチ・タウン、ノッティンガム・フォレスト、QPR、シェフィールド・ウェンズデー、ウェストブロミッチ・アルビオン。チャンピオンシップに現在参加するクラブのほとんどは、イタリア最初のクラブの創設(1893年に誕生したジェノア・クリケット・アンド・アスレティック・クラブ)よりも前から存在している。
18-19シーズンの第6節終了時点でチャンピオンシップのトップを走っていたのは、対極的なサッカーを披露する2チームだった。ウェールズ出身のトニー・ピュリス率いるミドルズブラが「ラグビーのような」サッカーをする一方、世界レベルで最も興味深くカリスマ的な人物の一人である“エル・ロコ”(奇人)ことマルセロ・ビエルサは幾何学的かつ縦志向の強いサッカーをする。
いかにしてビエルサはイングランドへ?
Come è arrivato Bielsa in Inghilterra ?
ビエルサの監督人生の浮き沈みはほぼ全員が知っているものだ。その経歴の最高点は最も劇的なところに重なる。つまり、日韓W杯(2002年)におけるアルゼンチン代表のグループステージ敗退ほど劇的なものはないだろうということだ。この経験の幻影に彼は16年経った今でも苦しめられている。

ビエルサは間違いなく魅力的な人物である。それは彼のチームがゲームを通じて実行するアイディアの素晴らしさだけでなく、ピッチの外の彼のことをほとんど、あるいは何も知らないというある種の神秘的なところがあるからだ。ダニエレ・アダーニは美しいゲームをする戦術の変化に対するビエルサの影響力を指して、彼を「監督の監督」と呼んだ。彼の影響力はアリーゴ・サッキやヨハン・クライフのような巨匠のそれと並ぶはずだと複数の人が言う。
ビエルサを手本としていることを公言するペップ・グアルディオラは、結果という観点から彼の仕事を正当に評価することはできないとも発言している。実際に、ビエルサは大きな目標を達成したことがない。彼はヨーロッパにおけるキャリアの中で、サッカーへの豊かな情熱で一線を画しながらも現代のビッグクラブの枠からは外れた、歴史あるクラブを常に選んできた。
2012年、ビエルサはアスレティック・ビルバオをELの決勝に連れて行ったが、ディエゴ・シメオネのアトレティコ・マドリーに負けてしまった。彼が1年を通して指揮した14-15のマルセイユは、シーズンの半分をリーグ1の首位で過ごしたものの、終盤にタイトルを逃した。2016年夏にはラツィオと契約書のドラフトはできていたにもかかわらず、エル・ロコがローマに来ることはなかった(シモーネ・インザーギは永遠に彼へ感謝するだろう)。昨季のリールはバルセロナを世界の頂点に導いたカタルーニャ人の経営陣に率いられ、移籍市場に関するビエルサのリクエストすべてに応じたが、両者はわずか半年で袂を分かった。
ビエルサがイングランドに行き着くと、いかにして想像できただろうか。それもチャンピオンシップに。ある意味では、エル・ロコの思い描くゲームは縦志向であることから、グアルディオラのマンチェスター・シティ初期のアイディアよりもこの国のサッカーに適していると考えられるかもしれない。そのグアルディオラは最初の過酷なシーズンを生き延びた後、小さいながらも根本的な手直しを加えることができたので、2年目にプレミアリーグを圧勝した。彼は変化したし、イングランドサッカーも変化したのだ。これは、ビエルサがイングランドで成功するために必要な資格を備えていることのさらなる裏づけになるだろう。
ビエルサがなぜ2部のチームを選んだのかはまだわからない。エル・ロコのキャリアの軌跡をたどると、リーズ・ユナイテッドもまた歴史あるクラブで、かつ表舞台から長い間遠ざかっていることにすぐ気づくはずだ。60年代から70年代にかけて、主将ビリー・ブレムナーをはじめとした選手たちによる「忌々しきユナイテッド」がイングランドを2回制覇した。しかし、現代的と言える最初のイングランド人監督ブライアン・クラフの下では結果は振るわず、愛もなく憎しみばかりの短い期間を過ごした。加えてリーズはプレミアリーグ創設前、最後のフットボールリーグ1部チャンピオンであり、フランスを飛び出したエリック・カントナに居場所を与えたチームでもあった。

92-93シーズンのCLに参戦した後、リーズの成績はぱっとしなくなった。破産寸前に陥り、2007年にはアドミニストレーション(支払不能状態の会社を救済する英国企業倒産法の手続き)に入った。また、イタリアのレガ・プロ(3部リーグ)に当たるリーグ・ワンに降格(07-10)してからも大した成績を残せなかった。
最近になって、リーズはマッシモ・チェッリーノの買収によりイタリアのニュースで報道されるようになった。前カリアリのオーナーである彼のフットボールリーグに対する過激な発言は大反響を呼んだ。リーグ側は当初、買収に反対し、のちに売却を支持している。解任癖という彼の有名な特異体質は言うまでもなかった(2年間に監督を6人すげ替えた)。
リーズは今なおイタリア人が100%の株式を保有している。アンドレア・ラドリッツァーニが2017年5月にチェッリーノが保有する株式の取得を完了したのだ。ラドリッツァーニはサッカー、F1、アメリカンスポーツに関する様々なイベントの放映権管理サービスを提供するメディア企業「MP & Silva」を創設。同社を中国人投資家グループに売却したことで、10億ドル(約1150億円)を得た。しかしながら、ラドリッツァーニはまだサッカーに対して特に関心を抱いており、彼が次に立ち上げた「Aser」という企業が放送局「Eleven Sports」を設立。Eleven Sportsは英国内におけるリーガとセリエAの今後3年間の放映権を独占的に取得した。いくつかの点でラドリッツァーニとジェラール・ロペス(リールの会長としてビエルサを招へいした)が似ていると思う人もいるだろう。
ラドリッツァーニはそのキャリアの中でイタリアを侮ってきたわけではない。2016年の蘇寧グループによるインテル買収の過程において、彼は蘇寧側のアドバイザーの一人だった。今年7月にはアウレリオ・デ・ラウレンティスの手からバーリをかすめ取ろうと最後まで試みた。
ビエルサのリーズ監督就任は、光の速さのような交渉により現実化した。昨年5月17日、彼はリーガMX(メキシコ1部リーグ)のクラブの監督候補に挙がっていた。しかし5月31日にリーズの関心を伝える最初の報道が出回ると、6月1日にはポール・ヘッキンボトム監督が契約を1年残しているにもかかわらず解任。6月15日、リーズはエル・ロコと2年契約で合意したことを公表した。ビエルサはイングランド行きを望んでいたこととリーズのオファーは単純に断れないものだったことだけを、いつも通りに公式発表の数行で述べた。
絶好の滑り出し
Il Leeds ha iniziato benissimo
戦術的観点から厳密に見ると、少なくともシーズン序盤は、トレードマークである想像力豊かな[3-3-1-3]をピッチで実行するアイディアは諦めたようだ。しかし、ポジショナルプレーの偶像とも言える、非ポゼッション時に[4-1-4-1]に変化する[4-3-3]を使っている。リーズの選手は4バックのメカニズムをうまく自分のものにしている。ヘッキンボトム前監督が昨年2月の就任から4カ月間[4-2-3-1]を採用し、昨季の最終戦では[4-3-3]を試したからである。
ビエルサが率いてきたチームは確かに縦へ急ごうとする性質を持つものの、組み立てのスタートはとにかくグラウンダーのボールである。最初から生産性がないと思われるような攻撃でも、リーズはそれを中断するためにボールを後ろに戻すことはしないし、無駄が多く横パスの多い組み立てを見ることもない。だが、リーズはペナルティエリア付近で相手からプレッシャーを受けていたとしても、ショートパスやGKの手足を使って攻撃を開始しようと試みる。
2CBが第1ラインを構成する一方で、レジスタと2SBが15mから20m前で第2ラインとして陣取る。最大3本のパスによる近距離のコンビネーションの後、直接インサイドMFに届ける縦パスによって通常はボールを進める。それができない時は、後方の2+3ブロックからウイングのランやトップに合わせて裏のスペースにロングボールを送る。サイドのチェーンを使って陣形を押し上げるための出口がない時は、速いサイドチェンジを選択する。
ビエルサのリーズはすでにスタンダードな戦術にバリエーションをつけることが可能だ。例えばリーグ第6節(0-0)、中盤をロンボ(ひし形)にした[5-4-1]で中央を厚くしたミドルズブラに対しては、相手がサイドに抱える弱点を利用して守備に「穴を開ける」ように努めた。2CBがウイングに向けて、斜めにロングボールを直接入れる。次いでセカンドボール奪取のため、ウイングのいるゾーンにインサイドMFとSBを集めた。

サイドのチェーンに関わる選手のローテーションによってファイナルサード(アタッキングサード)に侵入する。SB、インサイドMF、ウイングによる動きの調整が欠かせないのは確かだが、ファイナルサードへの侵入がうまくいくのはサムエル・サイス(編注:今冬のマーケットでヘタフェへ移籍)、マテウシュ・クリヒという両MFのインスピレーションによるところが間違いなく大きい。
上の写真の場面は、両選手が互いを基準にしながらプレーしていることを示している。クリヒが左SBにパスを出した後は、左SBがサイドに開いたサイスにボールを展開。前方の10番エズジャン・アリオスキもボールサイドに寄る。クリヒはチームメイトの動きを利用して裏のスペースを突き、サイスからペナルティエリア内でボールを受ける。だいぶ後方からスタートして相手DFの半数の背後まで抜け出すことになった。
リーズの攻撃は常に二重の脅威を創出することを目指す。インサイドMFとボールサイドのSBの動きによって幅をもたらしつつ、逆サイドのインサイドMF、ウイング、CFのランによって裏のスペースをアタックする。
リーズは選手の特徴に合わせ、両サイドで異なった方法を使って攻撃を展開する。左サイドにはアリオスキがいる。彼は左利きの右ウイングとしてキャリアの大半を過ごし、中央に絞ってセカンドトップとして振る舞う性質も持っていたが、ビエルサの下で現在は主に左サイドで起用されている。同じサイドでは、バリー・ダグラスが古典的なSBの役割を担っている。サイドに開いていることがほとんどで、攻撃が相手のペナルティエリア付近に到達した時だけファイナルサードに侵入する。
右サイドでは、ビエルサはパブロ・エルナンデスを優先して起用。バレンシアでの輝かしい経歴を持つ右ウイングをリーズは一昨年、カタールのクラブで悠々自適な生活を送っているところから連れてきた。アリオスキに比べてパブロは古典的なウイングであり、右SBのルーク・アイリングが侵入するスペースを内側に空けている。マルティン・カセレス(ラツィオ)のような髪型で屈強な体格を誇るアイリングは、ゲームを読む力に優れたSBで、どんなに人が密集したゾーンでもボールを運ぶ勇気があり、優れたパーソナリティを備え、常に顔を上げて前方のチームメイトにパスを供給する準備をしている。
前線には、チャンピオンシップの基準から言えば正統派ではないCFを起用する。ケマー・ルーフェはDFラインを下げたり、スペースを空けて味方に突かせたりというオフ・ザ・ボールの動きで膨大な仕事を担う短足のCFだ。26歳のイングランド人アタッカーはエリア外でボールをあまり触らないし、DFからのハイボールに対して大柄なイングランド人DFに競り勝つようなこともできない。だが、ポジショニングのセンスに優れており、エリア内において正しいタイミングでマークを外す能力がある。こうした素質によってリーグ開幕6試合で4ゴールを決めている。

リーズの攻撃はすでにビエルサのアイディアの下書き以上のレベルにあるのだが、この開幕段階で恵まれている部分はあった。第6節時点で、ゴール期待値が6.3にもかかわらず14ゴール。シュート決定率はリーグ1位(18.2%)で、枠内シュート率は5位(37.7%)である。これらの数値は、昨季のリーズが記録したものよりはるかに高いだけでなく、昨季のリーグ平均も上回っている。リーズの攻撃の質が1年でこれほどまでに劇的に変わったということはあり得ない。実際は昨季13位のチームと同じ陣容だ。確実に現行の数字は悪化に向かう。
リーズが夏の移籍市場で最も獲得に金額を費やしたのはパトリック・バンフォードだった。彼はテクニックだけでなくフィジカルも備えたCFだが、2部クラスの選手とみなすべきだ(昨季までチャンピオンシップの92試合で35ゴール、プレミアリーグの27試合で1ゴール)。今のところ、ビエルサはバンフォードを交代で投入することがほとんどで、彼の総出場時間は54分である。現段階ではルーフェがリズの攻撃を支えるのに十分な力を発揮しており、シーズンが進むにつれて先発の序列が入れ替わるのかもしれない。
アグレッシブな守備の重要性
L’importanza di una difesa aggressiva
相手陣内でのボール奪取は、リーズの守備戦略における要点の一つである。決められたトリガーに応じてとにかく高い位置から実行されるプレッシングはもとより、驚かされるのは前進して相手に襲いかかろうとするリーズの選手の全体的な傾向だ。2カ月の稼働期間でリーグとリーグカップを合わせて8試合の公式戦を終えただけで、エル・ロコのアイディアがすでに選手から好意を得ていることの証左である。
そのメカニズムはまだ完璧ではないし、伸びしろがあることは数値が示している。リーズの相手陣内におけるボール奪取数はリーグ5位(1試合平均13.3回)、PPDA(相手に許したパス本数を守備アクションの回数で割った指標)は4位である。
ビエルサはリーズでも、彼の特徴的な選択の一つを維持している。つまり、中盤における厳しいマンマークをベースとしてボール奪取を試みるという点だ。チャンピオンシップのチームの大部分は[4-2-3-1]を使うので、[4-1-4-1]の中央の逆三角形でMF同士を噛み合わせることができる。だが、ビエルサは相手の特徴に自分の戦略を合わせることができる。前出のミドルズブラ戦では、DFラインの他の選手が相手のFWからスペースを奪うために下がる一方で、右SBのアイリングは相手の2シャドーの一角だったジョナサン・ハウソンをマークするためにピッチの中央に向かって前進している。
ビエルサの策は確かにジャン・ピエロ・ガスペリーニよりも過激ではないものの(ある種の「分割統治」によって守る以上、ガスペリーニにとって試合のすう勢を決するのはデュエルの勝敗である)、動きを規定する原則は同じである。

リーズの3MFの中で、カルビン・フィリップスはポゼッション時において人目を引く方ではない。勇気とファンタジーという点でパスの配球が抜きん出ているわけでもない。彼はCBからのパスの中継点を務めるにとどまり、DFの前で人をかわすようなプレーでリスクを負うことはしない。マウリツィオ・サッリがジョルジーニョに委ねていたようなタスクをフィリップスがこなしている戦術的理由はある。つまり、斜めや縦のショートパスを連続させることで相手の第1プレッシャーラインを前に引きつけて、真のレジスタであるCBがプレッシャーラインを越えるパスコースを見つけることを可能にするのだ。
だが、フィリップスは守備時において欠かせない。DFの前に正真正銘の防波堤として立ちはだかるからだ。SBが前進したことで空いたスペースを埋めるためにボールサイドに寄ることが多い。彼はその運動能力によってピッチのかなり広い部分をカバーすることができる。リーズにとって、フィリップスは相手のトランジションに対する最初のDFの一端を担う。

ビエルサはまた、SBを本職とする選手を右CBに起用していた。ブレシアとサンプドリアでプレー経験があるスイス人ガエターノ・ベラルディは、ボール配球の素質だけでなく広いスペースを守りラインを高いままに保てる能力があることから抜擢された。だが実際のところ、身長179cmの彼はフィジカル面でチャンピオンシップの全FWに苦しめられた。
リーズは先発で出場した選手の平均身長が175cmしかなく、全体的に小柄なチームだ。CKにおいては普通の考えとは逆に、ゾーンで守る選手をニアポストに1人置くだけで、残り全員はマンマークにつく。今のところ、セットプレーで異常なまでに苦戦しているわけではない。喫した4失点の内訳は、流れの中からのものが2、PKから1、直接FKから1。許したチャンスの質と実際に喫した失点との差は、攻撃におけるその差に比べると小さい。相手に許したゴール期待値は6試合で5に過ぎない。
リーズはプレミアリーグに自動昇格できる2位以内を目指して戦っているが、栄光までの道のりは障害にあふれている。ただ、わずか2カ月間でリーズのアイデンティティはとにかく明確であるようだ。基本的に未知数なのは以下の2点。一つは、すでに述べたように攻撃の生産性が維持できるかどうか。もう一つは、かなり薄い選手層である。24チームで争うチャンピオンシップ(全46節)をはじめ長いシーズンを過ごすとなると、ある時点で疲労がファクターとなり得るからだ。
もしビエルサがリーズを15年ぶりにトップリーグの舞台へ戻す偉業を達成できれば、来季のプレミアは世界の戦術実験室という新たな名声を高めることになる。
Photos: Getty Images
Translation: Sota Tanaka
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Profile
ウルティモ ウオモ
ダニエレ・マヌシアとティモシー・スモールの2人が共同で創設したイタリア発のまったく新しいWEBマガジン。長文の分析・考察が中心で、テクニカルで専門的な世界と文学的にスポーツを語る世界を一つに統合することを目指す。従来のジャーナリズムにはなかった専門性の高い記事で新たなファン層を開拓し、イタリア国内で高い評価を得ている。媒体名のウルティモ・ウオモは「最後の1人=オフサイドラインの基準となるDF」を意味する。