FC町田ゼルビアが今年2月に新設したデータ&テクノロジーグループ。ゼルビアはなぜこのタイミングで新たなグループを立ち上げ、どんなビジョンを描きどのようにチームの強化に携わっているのか。データ&テクノロジーグループ責任者の數見拓朗氏、データアナリストの木下慶悟氏の二人に加え、現場のコーチや担当者にも取材を実施。両視点からグループの成果と可能性を紐解く。
「チームが勝つために様々な準備をしてきた中で、揃っていない最後のピース。それがデータ活用の領域でした」
こう話すのはデータ&テクノロジーグループ責任者の數見氏。ゼルビアが本格的にデータ活用の領域にチャレンジするためにサイバーエージェントとともにプロジェクトをスタートし、新設された組織。それがゼルビアのデータ&テクノロジーグループだ。
データ&テクノロジーグループ新設のお知らせ
このたび、当クラブではフットボール領域へのテクノロジー活用の最大化を目的として、新たに「データ&テクノロジーグループ」を強化部配下に新設することとなりましたので、お知らせいたします。
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— FC町田ゼルビア (@FcMachidaZelvia) February 1, 2026
グループの最終的なゴールとして「『プロサッカーチームを支える日本No.1の技術者集団になること』。そしてそのために“ハイパフォーマンス”“戦術”“編成”の3つに加え、“マーケティング”の4つの領域で国内最高のソリューションを提供すること」を目指しているという。
“現場”と“技術”を繋ぐ体制作りとコンセプト
その目標を達成するためのキーとして數見氏が強調するポイントの一つが、人材集めだ。
「スポーツ現場で働いたことのあるアナリストの採用にこだわっていて、立ち上げまでにデータアナリストを3人、採用しました。現場の当たり前を知っていて、現場と技術のギャップを埋めてくれるメンバーがいないことには、課題の解決はできないと考えています」
データアナリストとエンジニアは、現在では 8 人程の規模になっているという。充実した体制が、データ&テクノロジーグループの大きな強みとなっている。
そしてもう一つ、データ&テクノロジーグループの重要なコンセプトとして數見氏が強調するのが次の言葉だ。
「私たちが重視しているのは、“データを使って課題を解くこと”ではありません」
どういうことなのか。數見氏はこう続ける。
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Profile
久保 佑一郎
1986年生まれ。愛媛県出身。友人の勧めで手に取った週刊footballistaに魅せられ、2010年南アフリカW杯後にアルバイトとして編集部の門を叩く。エディタースクールやライター歴はなく、footballistaで一から編集のイロハを学んだ。2023年からはフリーランスの編集者兼ライターとして活動。
