スタッド・ランス時代から伊東純也を取材してきた小川由紀子さんのベルギー出張レポート。今回はゲンクの新たな船出を見届けようと、敵地ワレヘムのエリンダス・アレナを訪れた。後編では8月9日のリーグ開幕戦後、2026-27シーズンの展望や抱負を語った“金髪兄弟”のコメントをお届けしよう。
伊東「ブラジル戦はもっとうまくやれた」「記録には残ったのでよかった」
新監督と攻撃陣に2人の新戦力を迎えての新シーズンがいよいよ始動したが、伊東純也にとっては、6月29日にW杯ラウンド32のブラジル戦を終え、日本に帰国して解散したあと7月21日にゲンクの練習に合流するまで、3週間弱という短い休暇だった。
「休めたは休めたんですけど、短く感じましたね。すぐ終わっちゃった感じ。3週間ないくらいだったんですけど、2週間よりはあってよかったです(苦笑)」
ずっと国内で過ごしていたという束の間のオフタイムは、「日本で美味しいものを食べること!」が最高のリラックス方法だったらしい。
日本代表の選手たちの中でも、伊東はいち早く自クラブの練習に合流した印象があったが、試合数の多いベルギーリーグは例年、周辺国よりもスタートが早い。ゲンクのW杯出場組は、最後の試合から3週間目安で合流、というスケジュールになっていたそうだ。練習参加してから約1週間後の7月29日には、レバークーゼンとのプレシーズンマッチにも参戦していた。
あらためて北中米W杯を振り返ると、
「ブラジル戦(●2-1)は残念でしたし、あそこでもう一個勝ててたら大きかったなと。前半は悪くなかったと思いますけど、後半はずっとボールを持たれた印象がある。もっとうまくやれたと思います。後半とか。チームとしても、個人的にも……」
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Profile
小川 由紀子
ブリティッシュロックに浸りたくて92年に渡英。96年より取材活動を始める。その年のEUROでイングランドが敗退したウェンブリーでの瞬間はいまだに胸が痛い思い出。その後パリに引っ越し、F1、自転車、バスケなどにも幅を広げつつ、フェロー諸島やブルネイ、マルタといった小国を中心に43カ国でサッカーを見て歩く。地味な話題に興味をそそられがちで、超遅咲きのジャズピアニストを志しているが、万年ビギナー。
