SPECIAL

最後まで物議…バルトメウ、辞任会見で欧州スーパーリーグ参加を表明

2020.11.05

バルセロナの会長辞任を電撃的に発表したジョゼップ・マリア・バルトメウ会長が、辞任会見の席上で欧州スーパーリーグへの参加を表明した。興味深いリーグ構想ではあるが、CLよりも大金が動く同リーグへの参加希望は、バルセロナの厳しい財政事情を示すものでもある。

 10月27日、バルセロナのバルトメウ会長は辞任を表明した場で驚きの発表をした。

 「昨日、欧州スーパーリーグの参加要請を理事会で可決した。このコンペティションに参加するか否かは次のソシオ総会で採決しなければならない」

 欧州スーパーリーグとは、欧州のエリートクラブが総当たりのリーグ戦を行って欧州一を決定しよう、というもので、2015年あたりからエリートクラブ間で検討されてきた。

本音の目的は“金儲け”

 コンペティションの目的は、“建前”としては、現行のUEFAチャンピオンズリーグのフォーマットにある「不公平さ――強者が前シーズンの悪成績によって参加できない、くじ運に左右される――をなくして真の欧州王座を決めること」だが、“本音”としては「エリート同士で金儲けをしたい」である。

 具体的に言うとこういうことだ。

 11月4日にCL第3節バルセロナvsディナモ・キエフがあるが、「こんなカードでは魅力がないからバルセロナvsアーセナルにしましょう」。同7日にはリーガ第9節ウエスカvsエイバルが行われる予定だが、「こんなカードに週末を当てるのはもったいないから、これを水曜夜に持ってきてバルセロナvsアーセナルを土曜にしましょう」。……

残り:1,669文字/全文:2,303文字 この記事の続きはプレミア会員
のみお読みいただけます

プレミア会員3つの特典

  • 会員限定のオリジナル
    記事が読み放題!

  • 電子版バックナンバーが
    読み放題!

  • 雑誌最新号を毎月
    ご自宅にお届け

1/31まで

footbalista 特製 2023カレンダー プレゼントキャンペーン実施中

TAG

ジョゼップ・マリア・バルトメウバルセロナ

Profile

木村 浩嗣

編集者を経て94年にスペインへ。98年、99年と同国サッカー連盟の監督ライセンスを取得し少年チームを指導。06年の創刊時から務めた『footballista』編集長を15年7月に辞し、フリーに。17年にユース指導を休止する一方、映画関連の執筆に進出。グアルディオラ、イエロ、リージョ、パコ・へメス、ブトラゲーニョ、メンディリバル、セティエン、アベラルド、マルセリーノ、モンチ、エウセビオら一家言ある人へインタビュー経験多数。