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戦術リストランテⅥ ストーミングvsポジショナルプレー

2020.07.13

欧州サッカーの未来を占う
二大戦術トレンドの深層――

リバプール、ライプツィヒが牽引するストーミングの支配
シティ、バルセロナが模索するポジショナルプレーの進化

レノファ山口・霜田正浩監督との特別対談を収録!

<目次>

はじめに――ストーミングvsポジショナルプレーとは何か?

第1章 ストーミングの支配

リバプールの進化するハイプレス戦術
変わったようで変わっていないリバプール
ナーゲルスマンが追求する〝テレビゲーム〟
ザルツブルクと南野のCLでの冒険
研究→対策が難しい? アタランタのプレー原則

〈コラム〉似ているようで違う2人の革命家。ゼーマンの狂気とクロップの情熱

第2章 ポジショナルプレーの進化

シティとエデルソンの幸福な関係
パターン? セオリー? シティの攻撃はなぜ対策できない?
ゲームモデルを超越するメッシ
戦術家トゥヘルのPSG改造計画

〈コラム〉GKに求められる「宮本武蔵の心得」。アップデートされるトータルフットボール

第3章 オーダーメイドの強さ

優勝しても謎! 底知れないフランスの強さ
迷走するジダン・マドリーの羅針盤
新生ナポリ、アンチェロッティのパッチワーク
アトレティコ、「完璧な守備+α」の模索
絶好調? でも先がない? コンテサッカーの是非

〈コラム〉8年目のディエゴ・シメオネは、1人で創業者と後継者を演じる

第4章 サプライザーの条件

再評価されるアヤックスの早熟性
対策不可能! 形がないスパーズの強さ
フランクフルトを牽引する長谷部のリベロシステム
“ミラクル・レスター”再び…快進撃の秘密

〈コラム〉知性と技術で統率するエレガントな男たち。ドイツ人の郷愁を誘う「リベロ」の伝統

第5章 日本代表の論点

日本対ベルギー、歴史的名勝負を振り返る
森保監督の“作り込まない”戦術の是非

特別対談:霜田正浩(レノファ山口監督)×西部謙司
「日本サッカーのストーミングvsポジショナルプレー」

おわりに――日本の次の一歩は「どちらでもない」からの脱却

<著者プロフィール>

Kenji NISHIBE
西部謙司

1962年9月27日、東京都生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、会社員を経て、学研『ストライカー』の編集部勤務。95~98年にフランスのパリに住み、欧州サッカーを取材。02年にフリーランスとなる。06年の『footballista』創刊時から「戦術リストランテ」を連載中で、同誌が主催する各種サッカーイベントにも多数出演している。趣味もサッカーで、東京都シニアリーグで現役続行中。主な著書に『サッカー戦術クロニクル』シリーズ(カンゼン)、『スローフット』、『1974フットボールオデッセイ』(双葉社)、『戦術リストランテ』シリーズ(小社刊)など。

<書誌情報>

定価:1,650円(10%税込)
発行:ソル・メディア
発売日:2020年7月18日
仕様:四六判/並製/336頁
ISBN:978-4-905349-51-8

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戦術リストランテⅥ

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フットボリスタ 編集部

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