【チームリーダーの心得】伝承する生え抜きこそ理想
MF10
Jack GREALISH
ジャック・グリーリッシュ
(アストンビラ)
1995.9.10(24歳) 175cm / 68kg ENGLAND
昨年3月、ジャック・グリーリッシュ(当時23歳)は約3カ月ぶりにケガから復帰するとキャプテンマークを託された。数年前までタブロイド紙を賑わせていた若僧には荷が重い、そんな外部の声をよそに、責任ある立場に置かれた彼はテクニシャンからリーダーへと変貌を遂げた。
アストンビラとともに4シーズンぶりのプレミアリーグ挑戦となる今季、グリーリッシュはチーム最多となる7ゴール5アシストの活躍を見せている(第25節終了時点)。シュート数、パス本数、ドリブル突破数、被ファウル数、そしてデュエル勝利数に至ってもチーム1位だ。キャプテン就任以降、彼が出場したリーグ戦の平均勝ち点は「1.67」で、欠場時の「0.75」を大幅に上回る。11月のリバプール戦でも、ケガのグリーリッシュを欠いたビラは“次期王者”を相手にリードを奪いながら87分と94分の失点で逆転負けを喫した。「彼がいれば終盤にボールを保持してファウルを誘ったはず」とディーン・スミス監督は主将の不在を悔やんだ。……
Profile
田島 大
埼玉県出身。学生時代を英国で過ごし、ロンドン大学(University College London)理学部を卒業。帰国後はスポーツとメディアの架け橋を担うフットメディア社で日頃から欧州サッカーを扱う仕事に従事し、イングランドに関する記事の翻訳・原稿執筆をしている。ちなみに遅咲きの愛犬家。
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