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みんなの思い出を作るのが『AOMORI GOAL』の存在意義

2022.10.04

蹴人列伝 FILE.4 『AOMORI GOAL』~後編~

サッカーの世界では、あるいは世間的に見れば“変わった人”たちがたくさん働いている。ただ、そういう人たちがこの国のサッカーを支えているということも、彼らと20年近く時間をともにしてきたことで、より強く実感している。本連載では、自分が様々なことを学ばせてもらってきた“変わった人”たちが、どういう気概と情熱を持ってこの世界で生きてきたかをご紹介することで、日本サッカー界の奥深さの一端を覗いていだだければ幸いだ。

第4回でご紹介するのは青森県のありとあらゆるサッカーとフットサルの情報を網羅した、青森県サッカー&フットサル情報誌『AOMORI GOAL』を立ち上げた松坂匡克と夏目二郎。2009年に素人たちが集まり、何もないところから情熱だけで立ち上げた雑誌は、創刊から13年経った今では青森県内のサッカー人であれば、知らない人はいないところまで知名度を高めている。

後編では松坂と夏目に軌道に乗り始めた頃の思い出や、これからの展望を語ってもらった。

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「素人が“学級新聞”を作っている感覚だった」


――松坂さんはずっと一貫して編集長という立ち位置ですよね?

松坂「そうです。編集長になると思うんですよね。でも、編集は大してできないので、代表でもいいんです。そのへんにこだわりはないですね。編集長だったり、代表だったり、ですね」


――松坂さんご自身が軌道に乗ったなと思ったタイミングと、そこから自分はどういう形で『AOMORI GOAL』に関わっていこうと思われたかを教えてもらえますか?
……

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『AOMORI GOAL』

Profile

土屋 雅史

1979年8月18日生まれ。群馬県出身。群馬県立高崎高校3年時には全国総体でベスト8に入り、大会優秀選手に選出。2003年に株式会社ジェイ・スカイ・スポーツ(現ジェイ・スポーツ)へ入社。学生時代からヘビーな視聴者だった「Foot!」ではAD、ディレクター、プロデューサーとすべてを経験。2021年からフリーランスとして活動中。昔は現場、TV中継含めて年間1000試合ぐらい見ていたこともありました。サッカー大好き!

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