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「ホンダの車は憧れだが…」期待と懐疑が交錯する、現地アゼルバイジャンでのリアルな“本田圭佑評”

2021.03.25

昨年限りでボタフォゴを退団後、一時はポルティモネンセ移籍が決まりながら登録手続きの問題で破談に。紆余曲折の末、本田圭佑が新天地に選んだのはアゼルバイジャンのネフチ・バクーだった。普段はなかなか触れる機会の少ないアゼルバイジャンサッカーおよびネフチ・バクーというチームの歴史と現状、そして現地でのリアルな本田圭佑評を、東欧のサッカー事情に明るい篠崎直也さんに紹介してもらう。

 「出身地はアース」 (地球)というかつての発言を体現するように、世界各国を渡り歩きながらプレーを続ける本田圭佑が次にたどり着いたのはカスピ海西岸の国アゼルバイジャン。「火の国」という異名の通り、石油やガスの天然資源に恵まれ、ソ連崩壊時に独立を果たしてからめざましい経済発展を遂げた新興国である。アゼルバイジャン語の他にロシア語も広く用いられ、ソ連時代の文化もまだ残っているため、CSKAモスクワで4年間プレーした本田にとっては馴染みのある環境と言えるかもしれない。

「ネフチ」=「石油」。近年は劣勢の古豪

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アゼルバイジャンネフチ・バクー本田圭佑

Profile

篠崎 直也

1976年、新潟県生まれ。大阪大学大学院でロシア芸術論を専攻し、現在は大阪大学、同志社大学で教鞭を執る。4年過ごした第2の故郷サンクトペテルブルクでゼニトの優勝を目にし辺境のサッカーの虜に。以後ロシア、ウクライナを中心に執筆・翻訳を手がけている。