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「これぞ原則」感が非常に強い。コンセプト主義に近いナーゲルスマンの原則

2022.07.09

『ナーゲルスマン流52の原則』発売記念企画#2

6月30日に全国発売となった、小社刊『ナーゲルスマン流52の原則』。史上最年少28歳でのブンデスリーガ監督デビューから6年、当代屈指の名将の一人に数えられるところまで上り詰めた指揮官の「 “6番”の場所で横パスしてはいけない 」「ドリブル後のパスは、ドリブルで移動した距離より長くする」といったピッチ内でのプレー原則はもちろん、組織マネジメントの方法論や価値観に至るまで彼が実践している52の“原則”に迫った一冊だ。その発売を記念して、戦術分析でお馴染みらいかーると氏に書評を綴ってもらった。

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 まさか書評まで自分のブログ『サッカーの面白い戦術分析を心がけます』からこちらへ出張することになるとは、誰が想像したでしょうか。今回のお題は『ナーゲルスマン流52の原則』です。著者は風間八宏氏の“翻訳家”としても有名な木崎伸也氏です。

 海外のサッカーライターが海外の監督やチームについて書いた本が日本でもあふれている昨今ですが、日本のライターに海外の監督について掘り下げさせたところにfootballistaの野心が垣間見えます。海外のライターの方が、解像度の高い内容のものになるだろうことは否定できません。しかし、第三者からの視点は重要です。さらに言えば、試合内容や過去の取材、記事などなどからナーゲルスマンが実際に実行している原則に迫っていくことはロマンにあふれていると思いませんか?……

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Profile

らいかーると

昭和生まれ平成育ちの浦和出身。サッカー戦術分析ブログ『サッカーの面白い戦術分析を心がけます』の主宰で、そのユニークな語り口から指導者にもかかわらず『footballista』や『フットボール批評』など様々な媒体で記事を寄稿するようになった人気ブロガー。書くことは非常に勉強になるので、「他の監督やコーチも参加してくれないかな」と心のどこかで願っている。好きなバンドは、マンチェスター出身のNew Order。 著書に『アナリシス・アイ サッカーの面白い戦術分析の方法、教えます』(小学館)。

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