BOOK

ナーゲルスマン流52の原則

2022.04.13

サッカーを変革する若き新世代監督の、
常識に囚われない“フレキシブル”思考

“ミスのスポーツ”サッカーで勝ち続ける男の
「偶然を必然に変えるルール」とは?

ブンデスリーガ史上最年少監督はなぜ勝ち続けられるのか。
・“6番”の場所で横パスしてはいけない
・ドリブル後のパスは、ドリブルで移動した距離より長くする
・狭いポジショナルプレーで、中央をオーバーロードさせる
・ビルドアップ時に3バックが角度をつけて立つ
・1対1なしのボール奪取
・目線でプレスをかける …etc.

どんな相手に対しても
上回るアプローチを見つけ出し、 勝利を手繰り寄せる
指揮官の哲学が詰まった 52の“原則” を解き明かす!

<もくじ>

はじめに

1章 戦術的原則

原則1:最小限の幅
原則2:ウイングバックがゴール前で 「ジョーカー」になる
原則3:止めて蹴るの 「2タッチ」を心がける
原則4:シュタイル・クラッチュで奇襲する
原則5:狭いポジショナルプレー
原則6:ボックス占拠
原則7:縦方向も距離感を縮める
原則8:Vの傾き
原則9:正しいパスコースを見つけるまで後方で繋ぐ
原則10:サイドから1人飛ばしのバックパスが入ったら、反対側のハーフスペースを狙う
原則11:ハーフスペースの低い位置に引きつけ、サイドチェンジで急襲する
原則12:ドリブル後のパスは、ドリブルで移動した距離より長くする
原則13:6番の場所で横パスしてはいけない
原則14:食いつきたくなるポジショニングで相手をおびき出す
原則15:ボランチの背後にチャレンジのパスを入れ、ゲーゲンプレッシングを狙う
原則16:カウンターで数的有利の場面では、相手が動いてからアクションを起こす

原則17:1対1なしのボール奪取
原則18:プル型とプッシュ型のプレスを使いこなす
原則19:目線でプレスをかける
原則20:残留守備
原則21:プレスをかけながら、カウンターを意識した位置に立つ
原則22:異なるシステムを用意する
原則23~30

COLUMN:「個人主義者」: 「チームプレーヤー」の公式

第2章 指導・人生の原則

マネジメント

原則31:戦術は30%、残り70%は人心掌握
原則32:共感力が最も大事
原則33:選手とプライベートについて話す
原則34:特別と普通の違いはわずかなエクストラ
原則35:罰則で組織をハッピーにする
原則36:イノベーションのDNAを持つ
原則37:ダイヤモンドは圧力によって育てられる
原則38:限界は恐怖と同じで幻想に過ぎない
原則39:気分屋タイプを受け入れる
原則40:選手からの批判を歓迎する

ブランディング

原則41:社会問題に対して、自分の立場をしっかり発言する
原則42:魅力的なサッカーを展開する
原則43:好きなように生きる
原則44:間違ったら、潔くミスを認める

原則45:ファッションで自分を表現する

自己研鑽

原則46:燃え尽き症候群防止のテストを受ける
原則47:馬のセラピーを受ける
原則48:整形する
原則49:メンタルコーチを身近に置く
原則50:休日に山に出かけ、平日にバイクに乗る

智略

原則51:オートマティズムの罠にはまらない
原則52:対戦相手のインタビューや会見を分析する

COLUMN:名将たちとの縁

第3章 原則の実践――バイエルン1年目の成果と誤算

おわりに

<著者プロフィール>

木崎 伸也
Shinya Kizaki

1975年生まれ。2002年にオランダへ移住してスポーツライターの活動を開始。2003年からドイツに6年滞在し、欧州サッカーや日本代表についてfootballistaやNumberなどに執筆してきた。取材で得た知識を生かし、2018年10月から本田圭佑率いるカンボジア代表のビデオアナリストを務め、2019年東南アジア競技大会では同国史上初のベスト4進出を果たした。著書に『サッカーの見方は1日で変えられる』(東洋経済新報社)、『直撃 本田圭佑』(文藝春秋)など。また、サッカー代理人をテーマにした漫画『フットボールアルケミスト』の原作も担当した。

<書誌情報>

定価:1,870円(10%税込)
発行:ソル・メディア
発売日:2022年6月30日
仕様:四六判/並製/272頁
ISBN:978-4-905349-64-8


※掲載内容は変更となる場合があります

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フットボリスタ 編集部

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