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現代サッカーにおいてフォーメーションを知る意味と意義

2020.04.15

特集: 今、あらためて 「フォーメーション」を考える#4

林舞輝監督のインタビューで「一番大事なのはゲームモデルであってプレー原則であり(中略)その次に大事」ではあるものの、「やっているサッカーにはまったく関連性がない」とも評されたフォーメーション。そんな時代にあって[4-4-2]や[4-1-4-1]、[3-5-2]といったそれぞれのフォーメーションはどういった意味を持ち、またそれを知ることにはどういった意義があるのか。東大ア式蹴球部の山口遼監督が論じる。

フォーメーションは結局のところ重要なのか

「サッカーの戦術談義と言えば、まずはフォーメーションから」

 そのような時代は間違いなくあった。伝統的な[4-4-2]ではダメだ、トップ下を置いて[4-2-3-1]にすべきだ。そうではなくてダブルボランチが良くない、アンカーを置いて攻撃的な[4-3-3]で臨むべきだ。いや、4バックではなくて3バックが……といったように、選手たちをどのような形で配置し、キープレーヤーをどのポジションに置くのかという議論は日本、海外問わずいわゆる“マニア層”に刺さり、戦術議論の一丁目一番地といえばまずはフォーメーションからというのが、多少大袈裟ではあるが一昔前の潮流としてあった。

 しかし現在では、そのような議論が盛んに行われるのを目にすることはほとんどなくなった。......

今、あらためて 「フォーメーション」を考える

Profile

山口 遼

1995年11月23日、茨城県つくば市出身。東京大学工学部化学システム工学科中退。鹿島アントラーズつくばJY、鹿島アントラーズユースを経て、東京大学ア式蹴球部へ。2020年シーズンから同部監督および東京ユナイテッドFCコーチを兼任。twitter: @ryo14afd