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デシャンやリザラズが生まれ、 ラポルトやグリーズマンも過ごした…未知なるフレンチバスクをたずねて

2021.01.13

【アスレティックの 「純血主義」は今――異端なる バスクサッカー をたずねて#4】

サッカー界でバスクと言えばスペインが真っ先に思い浮かぶが、バスク地域にはフランス南西部も含まれている。もう一つのバスクと言える、フランス国内のバスク地域を小川由紀子さんが現地取材。知られざるフレンチバスクのサッカーいついてレポートする。

 フランスのバスク地方を代表するスポーツといえば、スカッシュに似たバスク・ペロタという伝統競技もあるが、なんといっても「ラグビー」だ。バスク地方を含むヌーベル・アキテーヌ地域圏は、フランスで2番目にラグビー競技人口が多く、プロリーグ「TOP14」に参戦する14クラブのうち4クラブがこのエリアに集結している。

ラグビースタジアム

 そのうちの一つが、バスク地方の中心都市バイヨンヌを本拠とするアビロン・バイヨネ(Aviron Bayonnais)。近年は優勝から遠ざかっているが、過去3回リーグタイトルを勝ち取っている古豪だ。同クラブは1904年に創設された複合スポーツクラブで、現在は合気道やペロタ、バスケットボールなど22部門を備える。クラブ名にアビロン(=ボート競技)がついているように、ウォータースポーツがその始まりで、2014年のリオ五輪には代表選手も輩出している。……

Profile

小川 由紀子

1992年より欧州在住。96年から英国でサッカー取材を始め、F1、自転車、バスケなど他競技にも手を染める。99年以来パリに住まうが実は南米贔屓で、リーグ1のラテンアメリカ化を密かに歓迎しつつ、ブラジル音楽とカポエイラのレッスンにまい進中。