2月6日に開幕したJリーグの2026特別シーズン。期待と不安が膨らむ中で注目すべきは、秋春制移行前の半年間を昇降格なしで戦う百年構想リーグを、各Jクラブがどのように位置づけているかだろう。その目標設定から昨年9月の就任経緯に日本サッカーへの提言まで、RB大宮アルディージャのスチュアート・ウェバーヘッドオブスポーツに聞いた前編に続き、後編ではレッドブルサッカーのセカンドチーム活用術から濱田水輝ローンマネージャー就任の背景に、アカデミー間移籍自由化への提言まで同ヘッドオブスポーツに語ってもらった(取材日:1月20日)。
U-21 Jリーグだけじゃない、セカンドチームの選択肢
――お話を戻すと若手の出場時間が確保できていない現状についてはJリーグも危機感を持っていて、昨年5月にはU-21 Jリーグが2026-27シーズンから開幕することを発表しています。RB大宮も参加する意向を示していましたが、現在はどのように考えているのでしょうか?
「私たちは若手のことを真剣に考えていて、まずはRB大宮でもセカンドチームのような位置づけのグループを作る計画を進めています。そこで18歳や19歳がみっちりと個別指導やフィジカルトレーニングを受けて、プロ選手として仕上げができる環境を最大限作りたい。その一環として彼らをU-21 Jリーグに参加させるのも一案ですが、そうなると個人単位やグループ単位ではなくチーム単位で考えなければならなくなることもあって、慎重に検討を重ねています。私たちにはマルチクラブ・オーナーシップのネットワークを駆使して、一人ひとりに合ったレッドブルサッカーのセカンドチームに期限付き移籍させて出場機会を与えることもできるからです。
例えば同じセカンドチームでもライプツィヒはU19チーム、ブラガンチーノはU20チームを持っています。その一方でニューヨークのセカンドチームも、同じMLSクラブのセカンドチームが大半を占めているとはいえ、年齢制限がないアメリカ3部に所属しているように、それぞれセカンドチームの立ち位置が異なるので、その若手の成長や実力に合ったプレー環境を選べるというわけです。その中でもニューヨークはより22歳以上の大人と真剣勝負がしやすいですから、それらと比べてU-21 Jリーグがどのような立ち位置になるかをまずは見極めたいと考えています」
このたび、#酒井舜哉 選手がレッドブル・ニューヨークII(アメリカ)へ期限付き移籍することが決まりましたので、お知らせします。
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— RB大宮アルディージャ (@Ardija_Official) February 20, 2026
――国内期限付き移籍で若手を育てるという従来の選択肢もありますが、それはどのような位置づけになるのでしょう?
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Profile
足立 真俊
岐阜県出身。米ウィスコンシン大学でコミュニケーション学を専攻。卒業後は外資系OTAで働く傍ら、『フットボリスタ』を中心としたサッカーメディアで執筆・翻訳・編集の経験を積む。2019年5月より同誌編集部の一員に。プロフィール写真は本人。X:@fantaglandista
