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“小さなベンゼマ”岡崎慎司。スペインで肯定的に評価された「多才」

2020.08.18

日本人「欧州組」の19-20 総括_特別編#1

発売中の『フットボリスタ第80号』では、主要リーグおよびチームの2019-20シーズンを戦術面から分析するとともに、海外日本人選手の1年について総括的にプレイバックしている。今回はスピンオフ企画として、特に印象深い活躍を披露した日本人選手のプレーぶりについてより深く考察する。

1人目は岡崎慎司。ウエスカの1部昇格に大きく貢献したストライカーが初挑戦となるスペインの地でチームにフィットし活躍できた理由を、木村浩嗣さんに分析してもらった。

 シーズン開幕当初、岡崎は3番手のCFだった。マラガでのプレシーズン中に年俸総額オーバーで移籍話が破談。ウエスカに加入したのは9月初めですでに3試合を消化していた時点だったからだ。1番手のクリストは、上背はない(178cm)がレアル・マドリー出身らしくポストプレーとコンビネーションの両方がある程度いける万能タイプ。2番手のラバは大型(184cm)でポストプレーに長けた典型的なCFタイプ。岡崎はこの誰とも似ていない。最も小柄(174cm)でCFというよりも2トップのセカンドトップ型で、コンビで打開できるだけでなく、周りの選手も使える。この攻撃的MF的な特徴はライバルの2人にはない。この三者三様のFWのうち誰がレギュラーに定着するかは、チームのプレースタイル次第、ミチェル監督の要求するもの次第だったが、最もフィットしたのは来るはずではなかった岡崎だった。これはミチェルにもうれしい誤算だったろう。3人のシーズン通算成績を紹介しておく、岡崎:プレー時間2454分12ゴール。ラバ:1356分4ゴール。クリスト:1295分5ゴール――。……

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ウエスカ岡崎慎司

Profile

木村 浩嗣

編集者を経て94年にスペインへ。98年、99年と同国サッカー連盟の監督ライセンスを取得し少年チームを指導。06年の創刊時から務めた『footballista』編集長を15年7月に辞し、フリーに。17年にユース指導を休止する一方、映画関連の執筆に進出。グアルディオラ、イエロ、リージョ、パコ・へメス、ブトラゲーニョ、メンディリバル、セティエン、アベラルド、マルセリーノ、モンチ、エウセビオら一家言ある人へインタビュー経験多数。

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