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ウェルベックの“今”を決めたあまりに酷なタイミングでの負傷

2019.05.14

“ケガをした選手に限らず、誰の人生だって凸凹道なんだ”

Danny Welbeck
ダニー・ウェルベック

FW23|アーセナル
1990.11.26(28歳) ENGLAND

 昨年11月、ウェルベックは定位置を取り戻そうと猛アピールを誓った矢先に右足首を骨折してしまった。直後のリーグ戦では、エメリ監督の計らいで入院中のウェルベックと控え室のチームメイトをテレビ電話で繋ぎ、エールを送り合ったという。仲間たちはウェルベックの復帰を心待ちにしていたのだ。しかし……彼が再びアーセナルのユニフォームに袖を通しプレーする姿は見られないかもしれない。今季いっぱいで満了となる契約は更新されず、クラブを離れることが発表された。「ケガに良いタイミングなんてものはない」と語ったが、本当に最悪なタイミングとなった。

18年11月8日、ELのGS第4節スポルティング戦で右足首を骨折してしまった

 そんなウェルベックとは対照的なのが、一緒にリハビリを続けているDFロブ・ホールディング。彼は昨年12月に膝のケガで離脱する前に十分なアピールに成功し、1年前に契約を更新したばかりだというのに「すでに新規契約を打診か?」と報じられている。ウェルベックもこの報道を耳にしていたはずだが、「復帰する時は100%の状態だ」と焦る気持ちを抑えていた。

2月のホームゲームで掲げられた、長期離脱中のウェルベック(Welbz)、ホールディング(Rob)とエクトル・ベジェリン(Hector)へのメッセージ。サポーターも復帰を待ちわびていたが……

 2月にはドバイで息抜きをし、「ケガをした選手に限らず、誰の人生だって凸凹道なんだ。だから諦めることなく努力を続けるしかない。そうすれば必ず人として強くなれる」と口にしていたウェルベック。28歳のFWにはクリスタルパレスなどが興味を示しているという。

2月にドバイで療養する様子
今季ホーム最終戦となった第37節に退団が正式発表されたウェルベック。現在チームの全体練習に復帰しており、チェルシーとのEL決勝でアーセナルでの最後の雄姿が見られるか。新天地はクリスタルパレスのほか、ニューカッスル、エバートン、ウェストハムなどが噂されている

Photos: Getty Images

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Profile

田島 大

埼玉県出身。学生時代を英国で過ごし、ロンドン大学(University College London)理学部を卒業。帰国後はスポーツとメディアの架け橋を担うフットメディア社で日頃から欧州サッカーを扱う仕事に従事し、イングランドに関する記事の翻訳・原稿執筆をしている。ちなみに遅咲きの愛犬家。

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