
6月と7月に行われたFCバイエルン・ワールド・スカッドにて興国高校の千葉大舞が活躍し、9月28日にはサガン鳥栖の福井太智獲得を発表するなど、日本の若手選手に熱い視線を送っているFCバイエルン・ミュンヘン。
そんなバイエルンは、去る7月末から8月にかけて日本で「FCバイエルンサマーキャンプ」を開催した。現地ドイツから指導者から来日・指導を行うとともに、セレクションを経て選ばれた選手たちを現地ドイツで開催される「ユースカップワールドファイナル」(男子)「フィメール・ディベロップメント・トレーニング」(女子)に招待するというもの。
今回のキャンプを通して、バイエルンの育成指導者は日本の若き才能たちに何を伝えようとしたのか。実際に指導を行ったドミニク・フォグルジンガー氏の言葉から紐解く。
現代の選手に求められる「クリエイティビティ」
「素晴らしい環境で、素晴らしいスタッフに支えられながらトレーニングができたことをうれしく思っています。最初の1秒から最後の瞬間まで、情熱を持って意欲的に選手たちが取り組んでくれたことも非常に素晴らしかったです」
キャンプ初日のトレーニングを終えた直後、まずは率直な感想を聞くとこう回答したフォグルジンガー氏。選手たちの技術的な部分への印象を問うとこう続けた。……
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Profile
久保 佑一郎
1986年生まれ。愛媛県出身。友人の勧めで手に取った週刊footballistaに魅せられ、2010年南アフリカW杯後にアルバイトとして編集部の門を叩く。エディタースクールやライター歴はなく、footballistaで一から編集のイロハを学んだ。現在はweb副編集長を担当。
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