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現地在住ライターが伝える、地元ファンの“メッシなきバルサ”の受け止め方のリアル

2021.09.08

サッカー界の枠を超えて世界に衝撃が走ったリオネル・メッシの退団発表から1カ月。様々な報道や意見がWEB上では飛び交ったが、地元バルセロナのファンたちはこの事実をどう受け止め、そして消化しようとしているのか。長らく現地バルセロナで取材活動を続け、メッシの退団会見にも出席した工藤拓さんに、現地のリアルな空気感を伝えてもらう。

 8月8日。カンプノウの14番ゲート前は、試合もないのに多くの人で賑わっていた。

 柵越しに中をのぞき込む人々の視線を背中に感じながら、プレス用入口を通過。スロープの右手に見えるイベントスペース「アウディトリ1899」の周りには、関係者の到着を捉えるべく複数のテレビカメラマンが構えている。

 アウディトリの入口でワクチンパスポートを見せ、中へ。ステージの脇には大小様々なトロフィーが並び、逆側に用意された記者席はすでに満席のようだ。正面後方にはカメラマンたちが窮屈そうに肩を並べている。

退団会見の会場に並べられたトロフィーたち

 運良く1つだけ空いていた最前列の席を確保し、しばし待つ。ほどなく関係者たちが入ってきた。……

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バルセロナリオネル・メッシ

Profile

工藤 拓

東京生まれの神奈川育ち。桐光学園高-早稲田大学文学部卒。幼稚園のクラブでボールを蹴りはじめ、大学時代よりフットボールライターを志す。06年よりバルセロナ在住。現在はサッカーを中心に欧州のスポーツ取材に奔走しつつ、執筆、翻訳活動を続けている。生涯現役を目標にプレーも継続。自身が立ち上げたバルセロナのフットサルチームで毎週リーグ戦を戦い、スペイン人たちと削り合っている。