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良いデータとは何か。新進気鋭のデータ会社『スタッツ・ボム』が示す未来

2021.07.01

現在のサッカーの試合では、各データ会社が様々なデータを収集する。各クラブのスカウト担当者はこうしたデータを活用して獲得すべき選手を探していくことになるが、彼らには必要なデータとそうでないものを見極め、取捨選択する明晰さも求められるようになっている。

 コロナ禍以前、ブンデスリーガの試合が終わると、両チームの監督が隣同士に座りながら記者会見を行うのが通常だった。大抵の場合、テーブルには試合のデータやメンバー表などが印刷された紙が置かれている。一方の監督が試合の雑観を述べたり、質問に答えてたりしている間、もう一方の監督はその話を聞きながら配布されたプリントに目を通す――プレスルームでよく見られる光景だった。

 定期的に観察していると、たまに話を聞いている監督が「えっ?」という顔をしながら、あらためてそのプリントをじっと見つめる場面に遭遇する。それほど多くはないが、シーズンの間に数回ほど、そんな場面を見ることがある。同じ試合を見ていても、解釈がまったく異なることがあるのだ。データはそんな時に役立つ。

 6月21日の『キッカー』では、2016年に創立されて以来、拡大し続ける新進気鋭のデータ会社『Stats Bomb(スタッツ・ボム)』の紹介記事を載せている。……

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Profile

鈴木 達朗

宮城県出身、2006年よりドイツ在住。2008年、ベルリンでドイツ文学修士過程中に当時プレーしていたクラブから頼まれてサッカーコーチに。卒業後は縁あってスポーツ取材、記事執筆の世界へ進出。運と周囲の人々のおかげで現在まで活動を続ける。ベルリンを拠点に、ピッチ内外の現場で活動する人間として先行事例になりそうな情報を共有することを心がけている。footballista読者の発想のヒントになれば幸いです。