ブルーノ・フェルナンデス。好調マンチェスター・ユナイテッドの攻撃を司る「サポートの動き」

試合消化数の違いこそあるものの、プレミアリーグ前半戦を終えて首位に立つマンチェスター・ユナイテッド。その好調の一因が、ブルーノ・フェルナンデスであることに異論を挟む声は少ないであろう。彼の何が優れているのか、ゴールやアシストといった数字には表れない凄みに迫る。
マンチェスター・ユナイテッドで18番を背負うポルトガル人MFブルーノ・フェルナンデス。彼のパフォーマンスはプレミアリーグ優勝争いのトップ集団に位置するチームの好調に大きく寄与している。
2019-20シーズンの冬にスポルティングから約5000万ポンドの移籍金で加入し、プレミアリーグ14試合で8ゴール7アシストという文句なしの数字を記録。今シーズンは、シーズンの折り返しとなるリーグ戦19試合で11ゴール7アシストを挙げ、チーム総得点36のちょうど半数に直接関与。出場時間もキャプテンのハリー・マグワイアに次ぐチーム2位と、盤石の地位を築いている。
現在のフェルナンデスはマンチェスター・ユナイテッドにとって「大きな歯車を動かすための潤滑油」として欠かせない存在となっている。そんな彼はいかにチームに組み込まれ、機能しているのだろうか?……
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Profile
とんとん
1993年生まれ、長野県在住。愛するクラブはボルシアMG。当時の監督ルシアン・ファブレのサッカーに魅了され戦術の奥深さの虜に。以降は海外の戦術文献を読み漁り知見を広げ、Twitter( @sabaku1132 )でアウトプット。最近開設した戦術分析ブログ~鳥の眼~では、ブンデスリーガや戦術的に強い特徴を持つチームを中心にマッチレビューや組織分析を行う、戦術分析ブロガー。