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内容は乏しくも…新守護神の攻守と終盤の粘りで大きな勝利【セネガル 0-2 オランダ】

2022.11.22

翌日更新! カタールW杯注目試合レビュー

オランダはセネガルに攻守で圧倒されたが、ファン・ハール監督に大抜擢されたGKの攻守連発と終盤の2得点で大きな勝利をつかんだ。

大抜擢のGKがチームを救う

 セネガル戦前日の時点で、オランダ代表の先発メンバー11人のうち10.5人は明らかになっていた。記者会見でルイ・ファン・ハール監督が「ここでセネガル戦の先発に関するヒントを言うわけにはいかない」と発言していたにもかかわらず、アンドリース・ノッペルトがGKを務めることも、アヤックスで不調のユリエン・ティンバーに変わってマタイス・デ・リヒトがCBの右に入ることも周辺情報から明らかになっていた。

 唯一、中盤の底でフレンキー・デ・ヨングと組む相棒がステフェン・ベルフハウスになるのか、それともトゥーン・コープマイナースになるのかだけハッキリしなかった(最終的にはベルフハウスが先発した)。だから、オランダのメディアで「ノッペルト先発」の予想を外した媒体はない(はずだ)。

 所属先では万年サブGK。負傷もあり、2年前には父から「もう他の道を目指してもいいんじゃないか」と引退勧告を受けた男が今年に入って突然開花し、ゴー・アヘッド・イーグルスのサポーターが「ノッペルトをオランイェに!」と歌い出した。……

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中田 徹

メキシコW杯のブラジル対フランスを超える試合を見たい、ボンボネーラの興奮を超える現場へ行きたい……。その気持ちが観戦、取材のモチベーション。どんな試合でも楽しそうにサッカーを見るオランダ人の姿に啓発され、中小クラブの取材にも力を注いでいる。

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