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ジョーダン・ヘンダーソン:“戦力外”から一歩一歩、今や世界王者の心臓だ

2020.06.19

【チームリーダーの心得】 キャプテンは人を成長させる

MF14
Jordan HENDERSON
ジョーダン・ヘンダーソン

(リバプール)
1990.6.17(30歳)182cm/67kg ENGLAND

 2011年にサンダーランドからリバプールに加入した時、ヘンダーソンはまだ線の細い20歳の若者だった。スティーブン・ジェラードに遠慮していたのか、当初は大きなインパクトを残すことができず、2012年にはブレンダン・ロジャーズ監督(当時)から事実上の戦力外通告を突きつけられた。「ひどく傷つき、部屋に戻って泣いたよ」とのちに本人は英紙に語っていたが、そこから奮起し、指揮官の信頼を勝ち取っていく。そして2014年には副キャプテンに任命され、翌年にはジェラードから腕章を引き継いだ。

 キャプテンになってまもなくユルゲン・クロップが監督に就任するが、15-16と16-17シーズンはケガに悩まされ、ピッチに立てない日も多かった。リバプールがCLの舞台に返り咲いた17-18シーズン、ヘンダーソンは6番(のポジション)でプレーしてほしいというクロップの要望を受け入れる。常に自分よりチームを優先する無私のキャプテンは、慣れないポジションで奮闘した。昨季後半からはファビーニョに6番の位置を譲り、本来の8番に戻ったが、今季ファビーニョがケガで離脱すると、再び6番に定着。「フォア・ザ・チーム」の精神で、クロップが望めば右SBやCBでもプレーする。複数のポジションでのプレーは、ヘンダーソンを選手として飛躍的に成長させることになった。……

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ジョーダン・ヘンダーソンリバプール

Profile

田丸 由美子

ライター、フォトグラファー、大学講師、リバプール・サポーターズクラブ日本支部代表。年に2、3回のペースでヨーロッパを訪れ、リバプールの試合を中心に観戦するかたわら現地のファンを取材。イングランドのファンカルチャーやファンアクティビストたちの活動を紹介する記事を執筆中。ライフワークとして、ヨーロッパのフットボールスタジアムの写真を撮り続けている。スタジアムでウェディングフォトの撮影をしたことも。