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現地で指導したマーレー志雄が徹底解説。グラスルーツを変貌させた「イングランドDNA」

2021.02.20

フィル・フォデンら黄金世代に限らず、各年代で絶え間なく有望株を輩出し続けるイングランド。さらなるタレントを育成すべく、FA(イングランドサッカー協会)が取り組んでいるのが、グラスルーツを豊かにする「イングランドDNA」だ。実際に現地で子供たちを指導したマーレー志雄氏に、FAの多岐にわたる取り組みを紹介してもらった。

教本が白紙で配られるイングランド

──イングランドのグラスルーツで指導されていたマーレーさんに、今回はFAの取り組みについてお話をうかがいたいです。まず、FAが進めている「イングランドDNA」とは何でしょうか?

 「イングランドDNAは、男女ともに勝てるA代表を作るためにFAが打ち出した長期的なプロジェクトです。そもそもイングランドでは、小さい頃にグラスルーツから発掘されたごくわずかな選手だけがアカデミーに入り、英才教育を受けてプロになれます。ただ、グラスルーツとアカデミーの間で格差が広がり過ぎてしまい、競争力が下がってイングランド人選手の質が下がってしまった。だからA代表に目標を設定することで、グラスルーツからアカデミーまでイングランドサッカー全体の底上げをするために、2016年からイングランドDNAが本格的に始動しました」……

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イングランド育成

Profile

足立 真俊

1996年生まれ。ウィスコンシン州立大学でコミュニケーション学を専攻。卒業後は外資系OTAで働く傍ら、フットボリスタを中心としたメディアで執筆・翻訳・編集経験を積む。2019年5月より、footballista編集部の一員に。プロフィール写真は本人。Twitter:@fantaglandista